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【Krush】MOE「女子高生を舐めんなよ!」チャン・リー「子供たちに夢が叶うを証明」=女子王座T

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2020/07/18(土)UP

17歳・女子高生のMOE(右)と幼稚園の先生を辞め格闘家一本で生きるチャン・リー(左)

 7月21日(火)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.115』で、4名による「第3代Krush女子アトム級(-45kg)王座決定トーナメント」が開催される。このトーナメントは2日間で行われることになり、準決勝がこの日に行われる。

 準決勝・第2試合では、MOE(17=若獅子会館)vsチャン・リー (28=K-1ジム五反田チームキングス)が対戦。

7月21日にトーナメント初戦が決まった(c)K-1

 現在女子高生で17歳のMOEだが、小学1年生から試合に出場し、100戦以上の試合経験を持つ。プロで1戦後、18年12月にKrushデビュー、高梨knuckle美穂に敗れたが、昨年5月の再起戦では勝利。しかしここ2戦は元WBO女子プロボクシング世界ミニフライ級王者の山田真子やWPMF世界女子ピン級王者のパヤーフォン(タイ)といった強豪に健闘するも判定で連敗している。

 このトーナメント出場が決まりMOEは、「めっちゃチャンスやなって感じで嬉しかったです」と喜びを感じた。これまでの反省点として「練習でやっていることが全然出せてないのと、対人練習が少なかったこと」などを挙げ、練習に取り組んでいる。

女子高生ながら割れた腹筋で自信満々のマッスルポーズを見せるMOE

「ミットの時には持ち手の人に沢山反撃してもらうようにしています。攻撃が打ちっぱなしにならないように、打ったら動くことを意識しています」という。

 トーナメント全体の参戦選手を見て「経験もそうやし、技術のレベルが違うと思ってます。絶対にMOEの方が誰よりも上手いです」と自身たっぷり。「今回は優勝して当たり前のトーナメントだと思ってます。MOEは他の選手と違うなって試合をしたいし『女子高生舐めんなよ!』って感じです」と闘志を燃やした。

トーナメントで初戴冠を狙うリー(c)K-1

 対するリーは、本戦に初出場でトーナメント出場のチャンスを得た。「四枠の一人に選ばれたことが光栄で、ジムを移籍してすぐチャンスが来ると思っていなかったので、すごくうれしいです」と語る。

 リーは幼稚園の先生を辞め格闘家として生きていくことを決意、横須賀のジムからK-1ジム五反田チームキングスに移籍し「練習する環境としては最高だなと思います。プロはもちろん、プロを目指している選手も多くて、そこで切磋琢磨できる環境は自分にとっても大きい。あとは覚悟ですね。『格闘技一本でやっていくんだ!』と決めた気持ちが強くなっています」とプラスに働いている。

相手の顔面にパンチをヒットさせるチャン・リー(右)

 その上で、今回のトーナメントを優勝して「見ている人たちに夢を与えられるチャンピオンになりたい。私は子供たちと約束した夢がかなうチャンスを貰ったので、その夢を叶えたい。その姿を子供たちに見せて、夢は叶うってことを知ってもらいたいし、私の試合を見てくれた人たちにとって、何かのきっかけになってくれたら嬉しいです」と夢が叶うと言うことを証明すると話した。

 なお、準決勝・第1試合では、優(北斗会館押上道場)vs菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が行われる。

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