【K-1】ヘビー級ムエタイ戦士・実方宏介が京太郎の挑発に怒り「リスペクトも胸を借りるつもりもない、ただただ蹴り倒す」

2021/01/03（日）UP
（最終更新：2021/01/03 15:32）

　1月24日（日）東京・代々木国立競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K’FESTA.4～』に出場する第2代Bigbangヘビー級王者・実方宏介（23＝真樹ジムAICHI）のインタビューが主催者を通じ届いた。

　実方は、183cm・115kgの巨体からキレのある強烈なパンチと華麗なムエタイテクニックを生み出すファイター。主戦場とするキックボクシングイベントBigBangで19年12月にKO勝利でヘビー級王座を獲得。昨年2月のRIZINでは酒井リョウを1R88秒でKOすると、同年11月のBigBangでも1R秒殺KOするなど4連続KO勝利の絶好調ぶりを見せる。

　今回K-1初参戦となる実方。パンチによるKOのイメージが強いヘビー級において、実方は「ムエタイ特有の左ミドルを使って試合を組み立てるタイプ」というレアなスタイルの持ち主。「ただパンチで打ち合うのではなく、パンチと蹴りを駆使して戦うのが僕のスタイル。ムエタイを一番のモットーにしているので、K-1ルールでもムエタイで勝ちます」と、ヘビー級”ムエタイ”ファイターとして勝利をつかむ構えを見せた。

　対戦相手は、約10年振りのキックボクシング復帰となるプロボクシング元日本ヘビー級王者・京太郎（34＝チーム京太郎）。昨年12月のカード発表会見において京太郎は「蹴りは使わない」と宣言。さらには「太り過ぎはダメよ」と書かれたTシャツに実方の顔がプリントされているなど、実方をバカにしたパフォーマンスを見せていた。

　それらの挑発行為を受けた実方は「正直、腹が立ちしたね。あれだけ馬鹿にされたんで」と怒り心頭。ネームバリューがある京太郎が”イジってくれた”ことには感謝をすると言いつつも「舐めているのも今のうちだぞ」と、心中穏やかではないようだ。

　とはいえ、京太郎との対戦プランに話が及ぶと「ずっと蹴り続けてもいいし、最後はパンチで倒すのもいいかな、と。京太郎選手の弱点と癖を突いて戦うつもり」と冷静な顔を見せる実方。「京太郎選手は会見で『蹴らない』とか言ってましたけど、SNSではローキックも練習してた」と、少ない情報からの分析も着実に進んでいるようだ。

　最後に「会見で散々おちょくられたんで、試合をやるうえでリスペクトはないし、胸を借りるつもりもない。ただただ僕が京太郎選手を蹴り倒します」と闘争心をあらわにした実方。若きムエタイ王者の蹴りは、帰ってきたレジェンドを粉砕することができるか。

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