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【K-1】京太郎「蹴りは使わない!」ボクシング勝負へ、相手は115kgの”KO量産キック王者”実方

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2020/12/09(水)UP

会見で並んだ京太郎(左)と実方(右)、身長は共に183cmで100kgオーバーのヘビー級対決となる。(C)K-1

 2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される、K-1年間最大のビッグマッチ『K’FESTA.4』の第2弾対戦カード発表記者会見が、12月9日(水)都内にて行われた。

 参戦が発表されていた元プロボクシングヘビー級王者の京太郎(34=チーム京太郎)が実方宏介 (じつかた・こうすけ/23=真樹ジムAICHI)と対戦する。

 京太郎はボクシングヘビー級王者となる前に、09年にK-1トーナメントを制して日本人初のK-1ヘビー級王者となりピーター・アーツに勝利し初防衛している。11年からボクシングに転向し約10年の実績を残して再びK-1に戻ってきた。今回が新生K-1初参戦となる。

実方(左)は今年2月のRIZINではこの豪快なフックの連打で88秒のKO勝利

 対する実方は、183cmと京太郎と同じ身長ながら体重は115kgと京太郎より10kg重い。キレのある強烈なパンチとムエタイのテクニックを武器とするファイターだ。主戦場とするキックボクシングイベントBigBangでは昨年KO勝利し、ヘビー級王座を獲得。今年2月のRIZINでは酒井リョウを1RKOすると、先月11月の「BigBang」でも1R秒殺KOするなど4連続KO勝利中だ。

 その強敵を迎え、京太郎はK-1ルールでありながらパンチのみ、蹴りは使わずで勝負すると宣言。前回の会見では「キックの練習したら、足の裏が剥けた」との発言をしていが、今回その影響もあったのだろう。「次の試合は、蹴りは使いません。蹴ったら痛いということが分かったので、リングシューズで上がってパンチだけで行く作戦を思い浮かびました」と京太郎は明言した。

 それを聞いた記者からは「手のみで勝てるという自信があるのか」との質問が飛ぶが、「基本的に、僕は試合の時に自信は持たない。自信あったらこの世界に来ないし、挑戦するという意義があって、この世界にあってきました。蹴りも10年蹴ってないし、3Rやってないので、自信はないです」と、控えめな発言を残した。

京太郎がボクシングヘビー級時代に放つ右ストレート、相手をマットに沈めた

 蹴りは使わないとの言葉を受けて、実方は「蹴りを蹴らなかったら、パンチで倒される前に自分が蹴りで蹴り倒します。ビッグチャンスなので、最初は京太郎選手のオファーがあった時に、周りはやばい、殺されるんじゃないかと周りに言われるけど、殺される前に僕がやっちゃえばいい。判定は絶対ないと思うので、僕が倒したいと思います」と闘志を燃やす。

 その言葉を聞いた京太郎は、突如スイッチが入ったように「でも、僕はこの歳になって練習しなくても強いんですよ。才能があるんです。僕に勝つとすればちゃんとスタミナ付けて、その体型ならフックを打つんでしょう、ちゃんと真っ直ぐ打ってください。そうしたら僕に勝てるかもしれない。まっすぐ打てないとヘビー級は勝てないので」と、元ボクシングヘビー級日本王者らしい理論を語り、余裕の構えを見せた。

【選手データ】
京太郎(34=チーム京太郎)身長183cm 、体重104kg(昨年12月時点) 構え:右
プロボクシング戦績:21勝(13KO)2敗。プロキックボクシング戦績:23戦 18勝(9KO) 5敗 
タイトル:第2代K-1ヘビー級王座
プロボクシング:13年日本ヘビー級王座、17年東洋太平洋同級王者&WBOアジア太平洋王者
vs
実方宏介 (じつかた・こうすけ/23=真樹ジムAICHI)身長183cm 、体重115kg 構え:右
戦績:14戦 12勝(9KO) 7敗 
タイトル:19年BigBangヘビー級王座

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