2021/02/19（金）UP
（最終更新：2021/02/19 17:34）

破壊力あるパンチをレイエスに放つブラホビッチ（左）

　3月7日（日・日本時間）に開催される『UFC 259』メインイベントのライトヘビー級タイトルマッチで挑戦者イスラエル・アデサニヤ（31=ニュージーランド）と対戦する王者のヤン・ブラホビッチ（37=ポーランド）が、決戦まで1ヶ月切った現在の心境を明らかにした。

　ブラホビッチは、前王者ジョン・ジョーンズ（米国）の王座返上に伴い、昨年9月の王座決定戦でドミニク・レイエスを2R TKOで下し新王者に輝いたが、今回の初防衛戦で、MMA20戦無敗の記録を持つミドル級絶対王者のアデサニヤと対戦する。

東欧ポーランドらしく天然の氷風呂を楽しむブラホビッチ（ブラホビッチの公式SNSより）

　アデサニヤは昨年9月に最強の挑戦者と言われたパウロ・コスタをTKOで下し、ミドル級での圧倒的な強さを誇示。2階級制覇を目指しライトヘビー級へ転向し、そのデビュー戦でタイトルに挑戦する。

　王者にも関わらず、挑戦者のアデサニヤが有利であるとの声が多く聞かれる中、ブラホビッチは16日に配信された米MMAメディア『MMA Fighting』の取材で「私はいつでもアンダードッグ（かませ犬）扱いさ。それでも今まで勝利してきた。今回も同じさ。この試合の後、私の実力を信じてもらい、私は尊敬されるようになるんじゃないか」と、余裕のコメント。周囲の雑音に気に留める様子はなく、自分自身に集中している様子を見せた。