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【K-1】江川優生も太鼓判、バンタム級トーナメントでデビューする“叩き上げ”大村修輝「根性しっかり出して勝つ」

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2021/04/27(火)UP

5月にプロデビューする大村修輝(左)と第3代K-1フェザー級王者・江川優生 (C)K-1

 5月23日(日)東京・大田区総合体育館で開催の『K-1 WORLD GP』にて行われる「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~」に出場する、大村修輝(18=POWER OF DREAM)と、同門の先輩である第3代K-1フェザー級王者・江川優生(23=POWER OF DREAM)が公開練習を行った。

 大村はK-1甲子園2020 -55kg準優勝の実績を持ち、今回がプロデビュー戦。トーナメント1回戦では、プロ7戦の経験を持つ橋本実生(21=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)との対戦が決定している。
 今回のトーナメントで意識しているのは2人。昨年のK-1甲子園決勝で敗れている野田蒼(18=月心会チーム侍)と、現Krushバンタム級王者の壬生狼一輝(19=力道場静岡)だという。

マススパーリングを行う大村と江川 (C)K-1

 公開練習で大村は先輩・江川とパンチのマススパーリングを披露。江川がトーナメント1回戦で対戦する橋本を想定して、サウスポースタイルからプレッシャーを掛け鋭いパンチを放つと、大村も臆することなく、巧みなディフェンスで江川のパンチをかわしては負けじとパンチを返していった。

 今回、プロデビュー戦でトーナメントのオファーを受け「正直、びっくりしました」という大村だが「ここで勝てば一気に有名になれるチャンスなので。記者会見でK-1のトーナメントに出ることが発表されると、周りの友達や知り合いから『頑張って』と思ってたよりもたくさん連絡が来たのもびっくりしましたけど(笑)。でも期待されることは嬉しいんで、それをどう力に替えるかは自分次第。この大会をステップにして、先輩たちに並ぶような選手になりたいです」と意気込む。

江川のパンチにも臆しない大村
(C)K-1

 小学5年生の時、ダイエット目的でジムに入り、逃げ出そうと思ったこともあったが続け、先輩たちの活躍を目の当たりにし、「小さい頃から一緒にいた人が、どんどん有名になったり、チャンピオンになるのは珍しいことだと思いますし、そういう環境にいられて嬉しいです。自分も後輩にカッコいい姿を見せられたら、って思ってます」と、高校入学と同時に本格的にプロを目指すようになったという。

 同席した江川も「実力では他の選手に全然負けていない」と太鼓判を押し、“叩き上げ”と大村を評し、トーナメントではあるが、まずは「1回戦に勝つことに集中するように」とアドバイスしている。

大村修輝 (C)K-1

 自身の強みは、第2代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者で今年3月にプロボクシングデビューした武居由樹(24=大橋ジム)や、江川をはじめ、同じPOWER OF DREAMで「日本のトップ選手とずっと練習してきたこと」だという大村。「僕は(武居)由樹君や(江川)優生君と小さい頃から一緒に練習してきてるので、そこは自分の強みになると思うし、他のジムの選手では経験できないことだと思うんです。自分のアピールポイントは、根性です。ここは誰にも負けてないと思うので、試合で出していきたいです」と語る。

 最後に大村は、自身の取材を覗きにきたジムに通う小学生を見て「自分もああやって、由樹君や優生君がジムで取材を受ける様子を見てきたんです(笑)。K-1の舞台で活躍して、有名になるのが夢だったので、夢を掴めるように頑張ります。自分のアピールポイントの『根性』をしっかり出して、まず1回戦を勝てるように頑張りますので、応援をよろしくお願いします」とコメントを送った。

王座を獲得した際の江川(2019年11月)

■先輩・江川優生からのコメント
「修輝のプロデビュー戦はいつかな、って楽しみにしてたので、こんな大きなイベントでのデビュー戦になって、もっと楽しみになりました(笑)。
『かませ犬』と思われてるかもしれないですけど、他の選手に負けない実力があるのは知ってるんで。修輝はうちのジムの“叩き上げ”なんですよ。
 今は人数が増えて、プロとアマで練習も分かれてますけど、昔は高校生の(武居)由樹君や、中学生の自分らと、修輝たち小学校高学年の子たとも一緒に練習していたんです。

 自分らは練習でいじめるのも愛情だと思ってるので、ボディを狙って倒したりもするんですけど、修輝は倒されても倒されても向かってきました。そうやって打たれ強くなったし、普段からデカい人とスパーリングしてきてるんで(同じバンタム級の選手なら)圧力は感じないんじゃないかな。本当に強いハートを持ってて、打ち合いで引いてしまうこともない。本当に試合が楽しみなんです。

 アグレッシブなのはもちろんですけど『打ち合うスキル』を持ってると思います。自分らにやられて育ってきたので、ディフェンス能力に長けているし、K-1甲子園に出る頃から、言われた作戦やアドバイス通りにやり通せるようになって。(2020年のK-1甲子園は)決勝で惜しくも敗れてしまったんですけど、試合を見てて『おお、いいな』って。

 初めての大きな舞台なんで、対戦相手の橋本選手の方が場数は踏んでますけど、修輝は物怖じしないタイプ。すごいアグレッシブで、K-1らしい試合を見せてくれると思うし、熱い展開になると思うので、皆さん、期待しててください」

☆この大会の詳細

▶(動画)公開練習で、江川のパンチにも負けじと打ち返していく大村

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