2021/05/05（水）UP
（最終更新：2021/05/05 12:09）

自慢のパンチを打ち込むMIO（C）K-1

　5月23日（日）大田区総合体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K-1バンタム級日本最強決定トーナメント～』のK-1女子アトム級ワンマッチで、菅原美優（21＝K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）と対戦するMIO（26＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が公開練習を行った。

　今年3月のK-1では元ボクシング世界王者・山田真子と対戦して、2度のダウンを奪う快勝を見せたMIO。公開練習ではその自慢のパンチをミットに叩き込み、ワンツーからの強烈なボディフックへのコンビネーションなどの技術を披露した。

左のボディブローを打ち込むMIO（左）（C）K-1

　今回の一戦はK-1女子の注目対決として、大きな話題となっている。「実際、反響は大きかったです。菅原選手は華があって、今かなり波に乗ってる子だし、このまま私がやられちゃうと、そのままいい波に乗ってガーンと行っちゃうと思うので、意地でも止めたいと思います」と対抗する構えを見せた。

　菅原は、長い手足から繰り出される蹴り技を持ち味に、最近ではパンチの技術の向上を見せている危険なKrush王者だ。今回は、ミニマム級（-48kg）で戦っていたMIOがアトム級（-45kg）に下げたことで、試合が実現した。「菅原選手は普段から『体重が少ない』みたいなツイートが多いですけど、“体重少なアピール”されてもって感じなんで（苦笑）、パワーで圧倒してやろうかなと思います」と語った。

（C）K-1

　この試合は、K-1の女子アトム級ではトップの2人の対戦とも言える。この試合で勝利すると、K-1女子を牽引する存在として戦っていくことになる。それについて聞かれると「もともとKANA選手だったり菅原選手、高梨knuckle美穂選手だったりが引っ張ってきたので、私が“参加”する形で、みんなで盛り上げたいなと思います」と話した。

　さらに「女子同士が倒しちゃうというギャップのある試合がしたい」と白熱した展開を望み、「“KRESTらしさ”を女子の試合で体現していけたらと思います。やっぱりパンチが好きなので、フィニッシュはパンチで行きたいですし、武尊選手のように攻撃的なスタイルを目標としています。武尊vsレオナ戦を見て、やっぱり試合は気持ち・魂の戦いだなと思いました。今回の菅原戦は、対戦相手のタイプとしても武尊選手の戦い方がマッチするものだったので、真似できるところは真似したいなと思います」と、刺激を受けた武尊のようなアグレッシブスタイルで戦うと宣言した。