2021/07/13（火）UP
（最終更新：2021/07/13 14:17）

連続参戦の王者バズーカ、新必殺技「スコーピオン・キック」でのKOを宣言

　7月18日（日）東京・後楽園ホールにて開催される『KNOCK OUT 2021 vol.3』。本大会で行われる［KNOCK OUT-BLACK -63.0kg契約/3分3R・延長1R］で対戦する、バズーカ巧樹（菅原道場）、康弘（ゴリラジム）の戦前インタビューが主催者を通じ届いた。

■バズーカ巧樹が新必殺技”スコーピオン・キック”でのKOを宣言！「今回の決め手はそれ。楽しませますよ」

　バズーカは昨年2月に開催されたKNOCK OUTの無法島GPトーナメントで準優勝、続く8月のREBELSで前王者の丹羽圭介を判定で下し、新王者のベルトを手にした。前戦は今年5月『KNOCK OUT 2021 vol.2』のタイトルマッチで、一度敗戦している大谷翔司を相手に見事な左のカウンターを炸裂させ、3度のダウンを奪い判定で初防衛に成功している。

前戦で大谷から3度のダウンを奪ったバズーカの左フック

　5月に初防衛戦をクリアしたばかりのバズーカが後楽園大会への2連続出場に臨む。短いスパンでの連続参戦となるが、バズーカは「いつも通り練習していれば全く問題ありません」と涼しい表情を見せる。

　前戦は昨年12月に敗れた大谷との再戦となったが、バズーカは3度のダウンを奪う圧勝で初防衛に成功。再戦を制したバズーカは「普通にやれば普通に勝てる相手。（大谷とは1勝1敗だが）結果としてはイーブンですが、やられてやり返して、自分としては興味はない」とすでに過去の出来事であるというスタンスを見せた。

バズーカは康弘へ「今回も痛めつけて倒すのが理想」とドS発言

　今回の対戦相手である康弘については「まったく知らない選手」と興味が薄い模様。「自分がしっかり仕上げればいいだけ」と、特に研究をするつもりもないという。今回のテーマは「何もさせずに倒して勝つ」とKO決着を宣言。それも「速攻で倒してしまったらあまり面白くないし、相手も苦しまない。今回も痛めつけて倒すのが理想」と、ダメージを与え切った上でのKO勝利を理想に掲げた。

　そのKO決着のため、バズーカは今回必殺技「スコーピオン・キック」を用意しているという。具体的な技の内容は「それは試合をみてもらえれば」と明らかにしなかったが、殺傷力の高い技であることはうかがえる。最後に「今回の決め手はそれになります。まあ、楽しませますよ」とファンの期待をあおったバズーカは、どんな必殺技を披露するのか。

■努力の人・康弘がバズーカ撃破に自信「インパクトを残さないといけない。当日楽しみにしていろよ」

2度目の東京進出となる康弘

　対する康弘は西日本鉄道で運転士兼車掌として働く”戦う車掌”。会社にもプロキックボクサーであることは報告済みで、社報で取り上げてもらうこともあるという。2017年11月にプロデビューし、アグレッシブなファイトスタイルを武器に、2019年11月には大和KICK65kg級王座を獲得している。前戦は昨年11月のREBELS初参戦で、鈴木千裕にKO負けを喫した。

　康弘は今回が東京進出2戦目。前回は昨年11月のREBELSで、鈴木千裕の連打の前に1Rで散った。当時を振り返ると「初めての東京、しかも格闘技の聖地・後楽園ホールの試合ということで、完全に自分の試合ができなかったですし、鈴木選手の勢いにも呑まれました」と、実力を発揮できなかったと省みた。

　今回の相手はKNOCK OUT-BLACK王者であるバズーカ。「イケイケですね。結構ガンガンくるのかな」と康弘はバズーカを評した上で「相手に合わせるよりは『自分は自分』として戦いたい。自分のスタイルでお客さんの目に止まってもらえれば」と、前回見せられなかった自らのスタイルで臨む構えを見せた。

普段は西日本鉄道の運転士を務めることから”戦う車掌”の異名を持つ康弘

　康弘は自らのスタイルを「不器用でも努力で作ってきたスタイル」と語る。“戦う車掌”の異名通り、福岡で電車の運転士をしながら格闘技を続ける康弘は「自分がどこまでいけるのか、どこまで強くなれるのか」を第一に日々を過ごすという。鍛え上げた実力を試すには東京は絶好の舞台。「日本の中心で戦って結果を出して、もっと強い人と戦いたい。そのためにもインパクトを残さないといけない」と、バズーカとの対戦に好機を見出す。

　先んじて行われたインタビューにおいてバズーカは「レベルが全く違うので、痛めつけて何もさせずに勝つ」と宣言。それを受けた康弘は「相手は『KNOCK OUT』のチャンピオンですし、上から言ってもらって大丈夫。当日は死に物狂いでチャンピオンを倒して、すべて覆してやろうと思います。『当日楽しみにしていろよ』という感じですね」と臆することはない。果たして康弘はバズーカを倒し、東京のリングに爪痕を残すことができるか。

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