2021/08/29（日）UP
（最終更新：2021/08/29 06:00）

公開練習で強烈な右のパンチをミットに叩き込む松岡©️K-1

　9月20日（月・祝）神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』。久保優太の王座返上により行われる、ウェルター級王座決定トーナメントに参戦する松岡力（27＝K-1ジム五反田チームキングス）が公開練習を行った。
　松岡は今年4月に加藤虎於奈を破りKrushウェルター級王座を獲得してのK-1トーナメント出場となり、1回戦でマキ・ドゥワンソンポン（タイ/真樹ジムAICHI）と対戦する。

【動画】Krush王者・松岡力、“強烈パンチ”の公開練習

Krushウェルター級王座を手にした松岡

　松岡は右のパンチのみをひたすら打ち込むという公開練習を披露。加藤とのタイトルマッチではパンチでダウンを奪って勝利しているが「僕のキャッチコピーは“デンジャラスロー”ということで、蹴り主体だと思われているところにパンチで倒したら面白いかなと思って、パンチの技術を磨いている」と、公開練習の意味を説明した。

「僕がKrushの現役チャンピオンなんですけど、全員僕より格上なんで、チャレンジャーの気持ちで臨みたいと思います」と、謙虚な態度を見せる松岡。

シャドーを披露する松岡©️K-1

　対戦相手のドゥワンソンポンとの対戦に話が及ぶと「元々ムエタイが好きで格闘技をやっていたし、ムエタイの動画ばっかり見ていたんで、ムエタイの強い選手と試合できるのを楽しみにしています。自分の技術がどこまで通用するんだろうっていうのはあります。いい技術戦になればお客さんも楽しいかなと思います」と、勝利への強い自信を見せた。

　しかし、今回はワンマッチではなくトーナメント。優勝するためには、初めてタイ選手と戦うだけでなく、残りの2試合を戦い抜かなければならない。松岡は次の対戦相手として、準決勝では安保瑠輝也、そして決勝では野杁正明との対戦を希望し、「僕が2人の間に入っていきたい」と今トーナメントで1番に名前が挙がる両選手に狙いを定めた。