2021/09/01（水）UP
（最終更新：2021/09/01 06:50）

打撃に自信を持つ堀江

　9月19日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.30』。フェザー級（66.0kg）の一戦で、佐々木憂流迦（セラ・ロンゴ・ファイトチーム）と対決する、堀江圭功（ALLIANCE）が公開練習を行った。

▶【動画】堀江が極真仕込みの右フック一撃でKO勝利＝今年3月

　堀江は極真空手をベースに21歳でパンクラスでプロデビュー。得意の打撃を武器にMMA8勝1敗で駆け上がると、19年7月、UFCに参戦。足を使った軽快な動きからパンチでダウンを奪うも、3Rにハイキックでダウンを奪われKO負けした。
　RIZINには今年3月に初参戦すると、ZST王者の関鉄矢に右ストレートをヒットさせTKO勝利を収めている。

右フックをヒットさせる堀江

　対する佐々木はサブミッションを武器に修斗やUFCで戦績を積み上げ、18年の大晦日にRIZIN初参戦を果たすと、マネル・ケイプに判定勝ち。その後19年7月には石渡伸太郎に一本負け。さらに同10月には朝倉海にパンチでTKO負けを喫して顎を骨折。しかし昨年大晦日に瀧澤謙太を完封で判定勝利、再起している。
　今回はRIZINフェザー級に上げて堀江と対戦する。

　堀江は公開練習で、ボクシングミットへのミット打ちを披露。ジャブからボディへのコンビネーションを多用し、重さとスピードを兼ね備えた打撃を見せつけた。

　堀江は相手の佐々木のスタイルについては「打撃を打ちながら組みに来て、テイクダウンをすると思うが、自分はテイクダウンディフェンスに自信がある。相手の自信がある所で封じたい」と”寝技天狗”のやりたいようにはさせない。

　試合の展開について「佐々木選手にテイクダウンを取らさないと、自分を木みたいにして後ろに回ると思う。そこもしっかり対応できるので、対応して剥がして殴って。ただ佐々木選手は根性があって打撃で来ると思う。でもそこで長く闘わせないようにして、殴ってどこかで倒れて、KOになると思う」とどんなシチュエーションでも殴るつもりだ。
　打撃で自分が上回っていると思うかとの問いには「自信はあります」ときっぱり。

　堀江は先日、インスタグラムのストーリーで”ガチスパー”の映像を公開。いきなりのミドルキックで相手がひるんだ所を、容赦なくボディ。ハイキックを当ててはさらに詰め、ストレートで相手のアゴを浮かせている。ストーリーには「当たり前やけど9/19はマジで容赦せん」と気合の言葉。
　この映像がツイッターでも出回り「堀江のスパーリングが怖すぎる」と話題になった。

　堀江は”ガチスパー”の様子について「最近めちゃくちゃ気合いが入っているので、気がついたら熱くなってくることがある」と語る。ガチスパーが強さの秘訣かとの問いには「ガチスパーと決めてやってはいないが、自分が相手のことを考えずに自分との勝負と思っているので。練習でも出来るだけ追い込みたくて、結果、ああいう風になったりする」と練習でも真剣勝負の気持ちを忘れないようだ。

「マジで容赦せん」今回の戦いだが、佐々木に勝つことは「夢に向かっての距離が少し近づく。ステップアップできる相手」と捉えている。さらに「憂流迦選手はフライ級も経験していて、バンタム級に上げて、また今回フェザー級というのは、バンタムにも落とせるのではとも思う。フェザー級で闘うということはフィジカルも上がるし、そこに関しては甘くないぞという思いはある」とフェザー級の洗礼を受けさせるとする。

　最後に、故郷の長崎弁で「まーほんと俺、過去一強いけんが、そこば見とって！ぶっ飛ばすけん！」と笑顔でメッセージした。

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