【RIZIN】朝倉海と昇侍、かつて激闘した11歳差の友情「一緒に絶対勝つ」(海)
9月19日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.30』。
[RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント2回戦]で、アラン“ヒロ”ヤマニハと対戦する元バンタム級王者・朝倉海(27=トライフォース赤坂)と、同大会でKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕と対戦する元パンクラス・ライト級王者の昇侍(38=KIBAマーシャルアーツクラブ)が共に公開練習を行った。
互いに鋭いパンチの交錯から胴タックルへのアタックなど、スピード感ある攻防を披露。
両者は昨年10月のRIZINで対戦し、海が1RKO勝利している。
その後、昇侍は海の練習場であるトライフォース赤坂へ出稽古に行くなど交流を深め、海は自身YouTubeチャンネルで「RIZINで戦った戦友が親友になりました」という友情トーク動画も投稿。両者のYouTubeでは相撲対決などたびたびコラボも行われている。現在も2人は、定期的にスパーリング練習等を重ねる。
公開練習後、海と昇侍は互いの次戦の展開を予測。昇侍は海について「(海は)身体能力、瞬発力、決め所など圧倒的にずば抜けた能力を持っている。そこが明らかに違う強み」と高く評価。
ヤマニハ戦については「1R KO」と断言する。笑う海を尻目に昇侍は「右のパンチじゃないですかね、なんだかんだで。色々な必殺技や、それぞれ破壊力もあるんですが、最終的には」と、破壊力抜群の右ストレートで決めると語った。
一方の海は、鈴木戦に臨む昇侍について「パンチ力もあるし、色んな引き出しや、見たこともない色んな技術を持っている」と評価。寝技でも打撃でも、多くの引き出しで圧倒してほしいと語った。
年齢には一回り近くも差のある二人だが、何が互いに引き付け合うのだろう。
昇侍は海について「彼がいることで、考え方やメンタルの強さを学べる。トップでいるからこそ、色んな苦労やプレッシャーが大きい中、試合に結果がつかなくてもすぐに立ち上がって突き進む。そんな海選手の姿を見て『自分も落ち込んでいる姿を見せていられないな』と思える」と、メンタルの強さを学びたいとする。
続けて「表に出ると批判の声はあるんでしょうけど、気にせず前を向いて自分の目標に向かって行く。間近で見ているので、その姿に奮い立つ。自分の肉体は年齢と共に落ちてゆくけれど、精神的にという部分で勉強させていただいています」と11も年下の海へのリスペクトの念を隠さない。
それを聞いた海は「感動しました」と照れ笑いしながら、昇侍について「普段からお兄さんじゃないけど、楽しませてくれて相談相手にもなってもらい、試合に向けてもすごく助けられています。本当に優しくて、裏表がなく誰にでも優しい。頼れる。一緒にいて良い意味で気を使わなくていい」と飾らない昇侍の人柄を慕っている。
2人は同じ大会にむけ、共に大好きなお酒を一緒にやめていると言う。昇侍は「酔っ払った時の海選手がすごく面白くて、それを楽しみに試合に向けて頑張りたい。オンオフの姿を見るのが自分は凄く楽しい。辛い時も楽しい時も共有しあえる」と、試合後の美酒を共に味わいたいと語る。
海もまたファンに向け「一緒に絶対勝ちますので」と2人で共に勝利すると約束した。
▶次ページ:【動画】海が強打で昇侍を1R KO!=昨年10月
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