2021/09/14（火）UP
（最終更新：2021/09/15 06:43）

ミット打ちを披露する元谷友貴

　9月19日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.30』。RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント2回戦で、瀧澤謙太（26＝フリー）と対戦する元谷友貴（31＝フリー）が公開練習を行った。

【動画】元谷友貴が公開練習、“RIZIN漢塾・塾長”石渡も太鼓判を押した

　元谷はDEEPでフライ級とバンタム級を制した2階級王者。RIZINには15年に参戦し”バンタム級四天王”の一角を担った。今年2月の『DEEP』元パンクラスライト級王者・昇侍に一本勝ち、6月のバンタム級GP1回戦で修斗世界王者の岡田遼を判定で退け、2連勝と波に乗っている。

　相手の瀧澤は空手をバックボーンとするストライカー。昨年9月のRIZINデビュー戦では、金太郎に判定勝ち。しかし11月には扇久保博正、大晦日には佐々木憂流迦と強豪2人にいずれも判定負けを喫した。今年6月のバンタム級GP1回戦で今成正和に判定勝利を収めている。

石渡伸太郎（左）が元谷の公開練習のパートナーを務めた

　元谷は公開練習で、オープンフィンガーグローブでのパンチミット打ちを披露。ステップを多用し、滑らかなパンチを打ち込む。試合前だからか、脱力したような動きが印象的だ。

　公開練習が行われたのは、元”RIZIN四天王”で、今年7月に引退を表明した石渡伸太郎が所属するジム『CAVE』だ。現在フリーの元谷は「ずっと（石渡と）練習してみたかった」と、最近は共に練習に励んでいるとのこと。練習後の囲み取材には石渡も同席した。

　相手の瀧澤の印象を元谷は「空手…TikTok…」と瀧澤のキャラに引っ張られつつも「金太郎戦で見せたニンジャチョークを警戒している」と、意外にも瀧澤のストライキングではなく寝技を警戒。
　試合展開については「全然打撃で勝負するので」と、打ち合い真っ向勝負は望む所だ。

　さらに瀧澤の打撃について「試合を見ていて、全然強いと思ったことがない。（回転系の蹴りなど）遠い距離での攻撃が得意と言われているようだが、中に入れていない人をあまり見たことがない」とことさら警戒すべきものではないようだ。
　グラウンド戦になってのパウンドについても「見たことがないけれど、大丈夫だと思う」と歴戦から来るであろう自信を持つ。