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【新日本キック】勝次「『アメトーーク!』でヒジ有りルールを取り上げてくれたのは僕だけ」

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2021/10/14(木)UP

勝次は新日本キックのエースとして負けられない試合に臨む

 10月17日(日)後楽園ホールにて、新日本キックボクシング協会の『TITANS NEOS29』が開催される。
 ダブルメインイベントではWKBA世界スーパーライト級王者・勝次(藤本ジム)が登場、現KOS&BOMスーパーライト級王者NOBU BRAVERY(ノブ・ブレイブリー/BRAVELY GYM)と対戦する。

【動画】『アメトーーク!』で絶賛された勝次の名勝負

 勝次は2015年に新日本キックライト級、2019年にWKBA世界スーパーライト級の王座を獲得した押しも押されぬ新日本キックのエース。KNOCK OUTでもその強さを見せつけたが、2020年はまさかの3連敗。仕切り直しを懸けた今年4月は小磯哲史から4度のダウンを奪い快勝。約1年半ぶりの勝利で復活の狼煙を上げ、今年6月大会は剣夜からTKO勝ちを奪った。

 対するNOBU BRAVERY(ノブ・ブレイブリー)は戦績34戦18勝15敗1分で、現KOS&BOMスーパーライト級王者。ミドルキックやヒザ蹴りを得意とするスタイルで、ブレイブリージムを支えるトップ選手だ。

 勝次は対戦相手について、「YouTubeで試合映像を観ましたが、ムエタイスタイルで根性がある選手ですね。でも自分は、根性では絶対に負けないですし、ムエタイスタイル対策もして、顔や腹、脚も効かせて心を折りにいくつもりです」と自信満々に語る。

 勝次も野心は持ち続けているが、モチベーションを上げることがふたつあったと言う。それは、今年9月のBOMで梅野源治と引き分けたロンペット・Y’ZD ジムの活躍だ。勝次は昨年2月には新日本キックのリングでロンペットと対戦して判定負けを喫した。

「今回の僕の対戦相手がBOMのチャンピオンということもありますし、梅野選手とロンペット選手の試合も気になってBOM興行は会場で観てました。僕がロンペット選手と戦った時は左ミドルで右腕を壊され、ヒジで切られて、ダウンも取られて完敗しました。数々のムエタイトップ選手と拳を交えてきた梅野選手ならどう対処してどう闘うのか、もしかしたら簡単に勝ってしまうのかとか、いろいろなことを考えながら観ていました。梅野選手も頑張りドローまで持っていきましたが、やっぱりロンペット選手も強かったですね。レベルの高いムエタイが観れました」

 あらためてロンペットの強さを再確認したことで、闘志に火が付いたようだ。あとは、2021年9月9日にテレビ朝日『アメトーーク!』で「キックボクシング大好き芸人」の特集が放映されたが、勝次の試合も取り上げられた。
「ヒジ有り3分5ラウンドの試合が紹介されたのは、実は僕の試合だけだったので嬉しかったです!」と勝次。キック史に残る名勝負といわれる、『KNOCK OUT vol.4』(2017年8月20日(日) 、大田区総合体育館)の前口太尊戦(勝次の5R KO勝ち)が流され、芸人たちから絶賛された。あらためて勝次が評価されることとなり、モチベーションの向上につながったようだ。

 最後に勝次は、「昨年2020年の試合内容が最悪だったので落ち込みましたが、応援してくれる方からも今後を期待してくださる声をかけていただきましたし、伊原(信一)代表からは『今年は3戦くらい良い勝ち方をして、年末大きい興行に出るぞ』と有難い言葉をかけていただき、奮起する事ができました」と抱負を語った。

▶次ページ:【動画】『アメトーーク!』で絶賛された勝次の名勝負

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