【KNOCK OUT】勝次、前口との大激闘を振り返る「闘争本能だけだった」
8月20日(日)東京・大田区総合体育館に3,050人(満員)の観衆を集めて開催された『KNOCK OUT vol.4』の一夜明け会見が、21日(月)都内にて行われた。
会見の第二部には、日本ライト級王者・勝次(藤本ジム)、全日本スーパーフェザー級王者・森井洋介(ゴールデングローブ)、日本フェザー級王者・重森陽太(伊原道場稲城支部)が出席。
勝次は、第6試合の「KING OF KNOCK OUT ライト級王座決定トーナメント準決勝」で、元J-NETWORKライト級王者・前口太尊(PHOENIX)と倒し倒されの大激闘を演じた。
「(4Rに左目上から流血したのは)ヒジと言われたがバッティングだった。バッティングを喰らって流血し、血が目に入って見えにくくなったが、(試合を)止められたら終わりだと。アドレナリンがその時に出ました。アドレナリンが出ると血が止まるらしいんですよ。そこから行くしかない、倒すしかないと思って行きました。前口選手も人生を懸けてる、凄い気迫が感じられたので自分も気持ちを出して行った」と、試合を振り返る。
2Rに先制のダウンを奪ったハイキックは「穴を研究して作戦を立てていました。あれは100%当たると思っていました」と狙い通りだったと明かすが、「パンチ力は警戒していたほどじゃなかったが、やりにくかった。微妙に距離を変えてきたり、戦い方を相手によって変えられる選手なんだって思いました」と前口の器用さを称えた。
また、最後は両者足を止めてのノーガードでの打ち合いになったことについては「ガードが下がっているのは分かったんですが、闘争本能だけでした。気持ちが退いた方が負ける試合でしたね。自分にも自信がありました。きつい練習をしたし、たくさんの想いも背負っているので気持ちでは負けないと決めていました」と気持ちの表れだったとする。
1回戦の不可思戦に続いての倒し倒されの大激闘となり、勝次は「今回も大反響ですね。やっちゃいましたね。次はメインですか?」と小野寺力KNOCK OUTプロデューサーに決勝戦はメインイベントで、とプレッシャーをかける。
KNOCK OUTで大ブレイクした感のある勝次だが、その理由について「地元が蒲田なので応援団の大声援が聞こえて、戦っている途中に負けることもよぎったんですが。観客の熱気と声援のパワーをもらえて、普段の力以上のものを出せました。ここで手を出さないといけないと、応援のおかげで出せました」と、大応援団のおかげだと話す。
さらに「簡単に負けられない選手同士がぶつかって、倒れられない、人生を懸けた戦いでした。今回は激闘はしないつもりでしたが、前口選手も気持ちが強くてタフで人生を懸けてきたので強い気持ちを感じました。試合前はムカついていましたが、試合後はすっきりしました」と、お互いに人生を懸けた戦いだったという。
「いろいろなものを背負って、想いを背負って戦っています」とアツく語る勝次。決勝戦は、10月4日(水)東京・後楽園ホールで開催の『KNOCK OUT vol.5』で行われる森井洋介vs町田光の準決勝勝者との戦いとなるが、「どっちが勝って欲しいかはない。勝った方と魂を懸けてやるしかない。決勝は盛り上がると思います」と、さらなる激闘を誓った。
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