【RISE】鈴木真彦と江幡塁が1年振りの再戦「RISEの試合はRISEの王者が強くないといけない。圧倒的に倒す」（鈴木）

2021/10/13（水）UP
（最終更新：2021/10/13 17:05）

　11月14日（日）大阪・丸善インテックアリーナにて開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2』の対戦カード発表記者会見が13日都内にて行われた。

　1年振りの再戦決定。鈴木真彦（24＝山口道場）と江幡塁（30＝伊原道場）が2度目の激突となる。

　鈴木はガンガン前に出て打ち合う攻撃的スタイルを武器にRISEで活躍するバンタム級王者。15年に敗れたキックボクシング界最強の那須川天心の首を狙い、昨年11月に大阪で開催された『DEAD OR ALIVE -55kg～那須川天心挑戦者決定トーナメント～』に参戦し、決勝で志朗からダウンを喫する敗北を喫し、リベンジのチャンスを逃した。しかし9月横浜大会で那須川天心の対戦相手に抜擢。千載一遇のチャンスを得たが、那須川の技巧の前に完封負けを喫し、悲願達成は成らなかった。

　対する江幡は鋭いローキックとカウンターを武器に新日本キックで活躍し、WKBA世界王座を戴冠。さらに、2019年8月にはKING OF KNOCK OUT 初代スーパーバンタム級王座も獲得し、鳴り物入りでRISEへ殴り込みをかけた。昨年11月、那須川天心への挑戦権をかけて争う『RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg』に参戦するも1回戦で敗北。今年2月に拳剛を2RKOに葬り再起を果たした。

　両者は昨年11月からスタートした『RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg』に参戦し、1回戦で激突。鈴木がパワーで江幡を圧倒し勝利を収めている。

　会見の臨んだ両者のうち、先にマイクを握ったのは江幡。「RISEでの戦い方を学ばせてもらった大きな転換となる試合だった」と、意味のある敗北だったと語る。江幡自身は元々ヒジ有り、首相撲ありの新日本キックボクシング出身。ヒジやヒザを多用するスタイルではなかったというが、ルール上で禁止されているRISEは別世界。「（ヒジ・組みヒザ無しへの）ルールの変更は苦じゃないと思っていましたが、そこを上手く突かれました」と、ルールへの対応が大きな敗因であったと語った。

　2月に再起を果たしたものの、以降9か月近くの空白期間が空いた。従来は2～3か月に1回は試合をしていたという江幡だったが、一方で「インプットする時間が足りなかった」と実戦に偏りすぎていた点を反省。この9か月の間に「たくさんいろいろなことを学び、フィックス（完成、完了）する時間を十分にいただけたので、新しい自分が見えました」と新生・江幡塁への進化に自信を見せた。

　対する鈴木は前戦で悲願の那須川天心戦に挑むも敗北。「試合が終わった後はホンマに悔しかった」と、悲願を果たせなかった悔しさをにじませた。また長年追い続けていた目標を失ったことで「ちょっと下がっていた部分もある」と、気持ちが切れかかったという鈴木。しかし改めて「こうして試合が決まったからには、僕は僕なりの強さを見せて倒す試合をする。ホンマに全試合全KOを目指す」と新たな目標に向かい進む姿勢を見せた。

　2度目の対戦となる江幡に対しては「国内トップに君臨している選手で、やっぱり強いと肌で感じました」と高く評価。パワーで圧倒しつつも倒しきれなかった前戦を踏まえ「今回はしっかり倒したい。RISEの試合はRISEの王者が強くないといけないので、圧倒的に倒したいと思います」と、KO勝利による完全決着を誓った。

＜決定対戦カード＞
▼Super Fight！バンタム級（-55kg）3分3R延長1R
鈴木真彦（山口道場）
vs
江幡塁（伊原道場）

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