2022/01/05（水）UP
（最終更新：2022/01/05 20:02）

雅（左）がいきなりパンクラストップランカー・風間（右）と対決

　1月23日（日）東京・ニューピアホールにて開催される『武蔵村山さいとうクリニックPresents 石渡伸太郎引退興行漢塾～継承～』。今大会では引退する石渡の後輩である、元ムエタイ三冠王・雅駿介（CAVE）や原虎徹（同）らが大会に出場、次世代にバトンタッチの意味も込められている。

　雅が参戦する、4人制の『バンタム級1DAY賞金トーナメント』の組み合わせが決定し、原の対戦相手も発表された。

　雅の1回戦の相手は、パンクラスバンタム級ランキング1位の風間敏臣（和術慧舟會HEARTS）に決定。
　1回戦もう一つの組み合わせは、4年前に引き分けている2人、2018年度修斗バンタム級新人王のガッツ天斗（パラエストラ綾瀬）vs上田直毅（パラエストラ東京/ファイティスジムMSC）に決定した。

MMAでは珍しいツイスターからパンチ連打、TKO勝利する風間

　雅はWMC日本ライト級王者など、国内ムエタイ三冠を獲得したが、20年にMMAへ転向した。昨年2月にデビューし、朝倉未来1年チャレンジ・ヒロヤを判定で下すも、7月には元中国キック王者のRYUKIにTKO負けしている。今回は再起戦がいきなりトップランカーとの対決となった。
　雅はSNSで「ゼッテー勝つ、何がなんでも俺が獲る」と気を吐く。試練をくぐり抜け、師匠・石渡に優勝を届けられるか。

　対する風間は柔術をベースとし、デビュー戦は判定負けするも、以後は怒濤の7連勝。昨年のパンクラスネオブラッド・トーナメントバンタム級で優勝しMVPも獲得している。
　風間は7勝のうち実に6勝をフィニッシュしている実力の持ち主。SNSでも「必ずフィニッシュします」と意気込む風間は、得意の柔術でムエタイを攻略出来るか。

上田（左）vs天斗（右）が1回戦B

　もう一つの1回戦、天斗と上田は17年にZSTで対戦し、ドローとなっている。組み合わせ抽選会では、上田が「完全決着をつけたい」と天斗を選んだ。現在4連敗中の天斗に対し、上田は5連勝中だ。上田は勢いに任せ、自ら望む完全決着をつけられるか。

　また、原はトーナメントのリザーブマッチに出場する。相手は内山拓真（ボンサイ柔術）に決定した。

原（左）はボンサイ柔術の内山（右）と対戦

　原は4才から極真空手を習い、キックボクシング、柔術、ボクシング、レスリングも始め、第2回U-15ボクシング全国大会、第1回ジュニア修斗-44kg、全日本新空手道選手権大会など、数々のキックボクシングや柔術の大会で優勝を収めた。DEEPフューチャーキングトーナメント2019 バンタム級優勝の肩書きを持つ。
　朝倉未来1年チャレンジ・ヒロヤなどに2連勝していたが、7月の前戦で2-1惜敗している。

　相手の内山はボンサイ柔術からの刺客。プロ戦績2勝3敗だが、前戦のDEEPでは腕十字で一本勝ちしている。