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【Krush】中島千博が新王者に!”優勝候補”横山朋哉にダウン奪い勝利、近藤魁成はソアレスを秒殺KO葬

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2022/01/28(金)UP

牧平(右)が野杁(左)とのエキシビジョンで最後のリングに上がった

▼牧平圭太引退エキシビションマッチ/2分2R
-野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
勝敗無し
-牧平圭太(HALEO TOP TEAM)

野杁(右)が強烈なパンチで牧平を攻め立てる

 第3代Krushウェルター級王者として、Krush &K-1のリングを盛り上げてきた牧平が引退を決断。最後のリングで拳を交えるは、現K-1ウェルター級王者の野杁。世界最強の男と牧平は最後に拳を交える。10年前の12年8月に対戦している両者。その際は、野杁が判定で勝利している。

 1R、サウスポーの牧平は左ミドルやローキックを走らせる。野杁はしっかりガードを固めてプレッシャーをかけると、左右ローを強打する。緊張感のあるラウンドとなった。

野杁は右ローを走らせる

 2R、更に圧力を強める野杁は、牧平をロープ、コーナーに詰めて強烈なボディ打ち。スイッチを見せる野杁に、牧平も左ミドルなどの蹴りを中心のアグレッシブに攻める。下がらない野杁は右ストレート、左右のローキックなどの技を散らしていった。スピード感のあるエキシで牧平は、後楽園の集まったファンに最後の勇姿を見せた。


引退式に臨んだ山内(左)牧平(右)と会長の三崎和雄氏(中央)

▼山内佑太郎引退セレモニー

 牧平の試合後、初代全日本スーパー・ウェルター級王座をはじめ3冠を達成、昨年のK-1横浜大会で引退試合に挑み、城戸康裕と拳を交えた山内佑太郎がリングに上がり、2人揃って、引退セレモニーが行われた。

山内が集まったファンに対して感謝の言葉を述べ、リングを降りた

 まずは、HALEO TOP TEAM代表の三崎和雄氏が2人に花束を贈った後、2人の引退に際して「山内、牧平、次のステージでも今まで通り苦しい道を選び挑戦を続けてください。人生においては生涯現役を貫いてください。2人の第2の人生を優しく見守ってください」などと温かい言葉を送った。

 マイクを持った牧平は「K-1チャンピオンの野杁選手、世界最強の強さを肌で味わえて一生の思い出になりました。格闘技は生きることと死ぬことを身をもって感じる、激しく厳しいスポーツ。だからこそ人に感謝が出来る、食べ物のありがたみを感じられる。東京に15年居ましたが、(これからは)故郷の広島県福山市で子どもたちから大人たちまでキックボクシングとパーソナルトレーニングのジムをやります。応援もお願いします。格闘家の牧平圭太を今まで応援ありがとうございました」と感謝を述べた。

Krushのリングで頂点に立った牧平は愛するリングで最後の時を迎えた

 山内もマイクを握ると「僕は全日本キックボクシング連盟で格闘技を始めて2本のベルトを獲り、Krushのベルトを獲りたいと思い22年間、長い時間続けて来ました。何もなかった僕が格闘技を長く続けてこれたのは一生懸命練習してきたのと沢山の人が手助けしてくれたからです」と込み上げる思いを話す。

 さらに「毎回時間とお金を使ってチケットを買い、毎試合足を運んでくれた応援団がいて、皆んなが喜ぶ顔を見たいと思って頑張ってこれたし、ちょっと長くなっちゃいましたけど、今日引退することができました。応援団やみなさんが見守る中、ファイターとして最高の終わりを迎えられると思います。このリングで戦ってこれてよかったと思います。22年間幸せな時間を頂き、本当にありがとうございました」と語った。

 その後、10カウントゴングが打ち鳴らされ、2人はリングを降りた。

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