2022/02/01（火）UP
（最終更新：2022/03/24 12:20）

天心との”世紀の一戦”に向け、体重調整も大きな課題の武尊　(c)K-1　

　元K-１世界王者・魔裟斗が、31日に投稿されたK-1スーパー・フェザー級王者・武尊（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）のYouTubeチャンネルに出演し、武尊が6月に戦う那須川天心との”世紀の対決”について語り合った。
　今回の試合の注目ポイントの一つに、”体重”が上げられる。今回の契約体重は58kg、そして当日計量では62kgで、4kgのリカバリーまでが許される。

【フォト】”体脂肪６％”現在のバキバキすぎる武尊の肉体！ここからさらに落として行くことになる

　武尊はこの当日計量の話を「会見の2日前とかに言われた」と明かす。そして「めちゃめちゃ悩んで、前日の朝くらいにOKした」という武尊。

　当日に4kgしか戻せないプレッシャーが相当大きいようで、武尊は毎晩悪夢を見ると言う。「喉が乾いたまま試合する夢を毎日見るようになって。飲みたいけど、（体重を）戻せないから喉カラカラのまま試合行くみたいな。それが怖くて、今めっちゃ落としてます」と干上がったまま試合をする恐怖から、半年前の現在から減量を開始しているそうだ。現在は63.5〜64kgとのこと。

　そんな武尊に魔裟斗は「普段から、なるべく62kgに合わせたほうがいい」とアドバイスを贈る。魔裟斗は続けて「その体重で普段から生活してたら、絶対それ以上大きくなることは無い。これは俺の経験上、無い」と通常体重を定めて管理していれば、戻してもその体重以上にはならないと語る。

バキバキすぎる武尊が安保瑠輝也と2ショット、ここからさらに脂肪を落とすのか @k1takeru

　それでも現在は、体脂肪は6％まで落ちているという武尊は「ここから筋肉も落さないと62kgまでいくのキツい、身体ごとちっちゃくしないとな」とパワー不足も心配なようだ。さらに武尊は「今でちょうど（K-1スーパー・フェザー級60kgの）試合前くらいまで絞れてて、計量前日くらいの身体になってるんで『ここからか』というのがありますけど」とK-1試合前の体重からさらに削ってゆく。
　
　苦笑いの武尊に魔裟斗はさらにアドバイス。通常体重のキーピングは「一日7回、体重計に乗ること」だと言う。その7回とは、起床後、朝食後、ロードワーク後、昼食後、練習前、練習後、就寝前だと言う。魔裟斗は「いっぱいは測ると、何となくわかってくる」とこれも実体験からとのこと。1日7回測っていれば、一日の体重増減の波や感覚も掴めるということだろう。ストイックな魔裟斗ならではのアドバイスと言える。
　
　武尊も魔裟斗との体重コントロールの話には、多く得心するところがあったようだ。武尊にとって、近年のベスト体重よりも下げて戦うことになる今回の一戦。当日の体重調整までもが戦いだが、乗り越えたベストな動きの武尊をリングの上で見てみたいものだ。

　動画では他に”ワンキャッチ・ワンアタック”のK-1ルールとは違う掴みありのルールへの対応、カード発表会見の時の心境についてなど、興味深い話題が語られている。

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