【K-1】菅原美優、念願の王座TではMIOとの決着を望む「最終決着をつけるには最高の舞台」=6.25女子大会

2022/03/29（火）UP
（最終更新：2022/03/29 21:29）

　6月25日（土）東京・国立代々木競技場第2体育館にて開催される、K-1初の女子大会『K-1 WORLD GP RING OF VENUS（リングオブヴィーナス）』。その対戦カード発表会見が29日、行われた。

【フォト】MIOvs菅原美優の計量シーンと試合、1勝1敗の両者

　［K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント］が行われ、4選手によるワンデートーナメントで初代アトム級王者が決定される。

　1回戦は、第3代Krush女子アトム級王者・菅原美優（22＝K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）vs松谷 綺（18＝ALONZA ABLAZE）。
　もう一つの1回戦は、MIO（26＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）vsWPMF世界女子ピン級王者パヤ―フォン・アユタヤファイトジム（19=タイ）で行われる。

　Krush女子アトム級王者である菅原は、現役美容師ファイター。最近は写真集を出すなど、メディアにも注目されている。長い手足から繰り出す蹴りを武器とし、自身の王座を2度防衛に成功。もう一方の山のMIOとは、1勝1敗の因縁がある。

　対する松谷は、昨年8月KrushのリングでMIOとエキシビションマッチで対戦、その後10月にKrushデビューし森川侑凜に完勝。続く今年2月は豊嶋里美を相手に2連勝を飾っている。

　菅原は以前から「45kgの階級をそろそろ作っていただきたいなと思います。トーナメントをお願いしたいです」と女子トーナメント開催をアピールしており、今回は念願の王座トーナメントだ。

　会見で菅原は「ずっと（トーナメント希望を）言ってきたので、やっと来たなというかんじでした。言ってきた分、自分が何をしなくちゃいけないかはわかっているつもりなので。しっかり勝って、最後にリングに立っているのは自分です」と、トーナメントの主役は自分だとアピールする。

　1回戦相手の松谷については「試合慣れして、回転力とか技もすごい多彩。何でも出来るタイプの選手」と評価し、1勝1敗のMIOについては「最終決着をつけるには最高の舞台だなと思うので、お互い決勝で会えるように頑張ります」と念願の舞台で白黒つける。

　このトーナメントへの思いとして「ここにいる選手の誰よりも、ずっとここだけを見て格闘家をしてきた自信があります。何より負けたくない、絶対自分が獲りたいと思います」とアマチュア、そしてデビューからK-1グループと生え抜き選手のプライドを持って王座を目指すと、熱く語った。

　対する松谷は、菅原とMIOが互いに決勝での3戦目を目指していることについて「ファンの皆さんも（菅原vsMIOを）観たいと思うんですけど、自分が勝って再戦はさせたくないなと思います」と自分が勝って阻止する。

　菅原について松谷は「パンチも蹴りもすごく伸びてきて、身長が高くてやりにくい相手」としつつも「自分も練習してきて強くなってきてると思ってるんで。失うものないんで、やるしかない」と覚悟を決める。

　他団体で活躍して、K-1グループに移って2勝無敗の松谷は「このベルトを獲るためだけにここに来てる」ときっぱり。「プロでベルトをとったことないので、勝って腰に巻きたい」と意気込んだ。

☆この大会の対戦カード、スケジュール、チケット情報など詳細

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