【K-1】江川優生、武器のフィジカルを更に強化「打ち合い上等で倒す」対する大岩龍矢「僕はもう負けない」

2022/03/30（水）UP
（最終更新：2022/03/30 19:00）

　4月3日（日）東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN〜K’ FESTA.5〜』のK-1スーパー・フェザー級マッチ（3分3R・延長1R）で対戦する、江川優生（24=POWER OF DREAM)と大岩龍矢（30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が公開練習を行なった。

　江川は元K-1フェザー級王者。昨年3月のタイトル戦で椿原龍矢に判定で敗れ王座陥落。復活戦を予定していた7月の福岡大会はコロナの影響で欠場し、約1年のブランクを経て、復帰戦に臨む。

【動画】江川優生が1R KO勝利でK-1フェザー級王者に！（19年11月）

　公開練習では、所属ジムの古川会長の持つミットにテンポ良くパンチを繰り出していった。

　復帰戦へ向けて「長い時間、体を鍛えることに専念できた」と着実にレベルアップへ取り組んだ江川。「心機一転して新しい階級で、相手も全然違うので、気持ち的にはリセット出来ている。この階級では自分はまた挑戦者なので、楽しみな気持ちが大きいです」とワクワクしているようだ。

「もともとフェザー級ではパワーがある方だと言われてましたけど、スーパー・フェザー級ではそれが当たり前になっちゃうので、そこをもうワンランク上げる練習がキツかった」と、フィジカルもスーパー・フェザー級仕様に仕上げてきた。

　対戦する大岩は、強靭なタフネスを持ち味とし、これまでKO負けは一度もない。「復帰戦には素晴らしい相手。新しい階級でまた暴れるためには一人ずつ撃破していかないといけない。打ち合い上等の相手に、自分も打ち合い上等で打ち勝って倒したいです」と真っ向勝負で撃破を宣言する。

　同級王座は現在はK-1のカリスマ武尊が巻くものの、武尊は6月に那須川天心との世紀の一戦を控えており、今後については読めない部分もある。「やっぱり頂点なので、戦ってみたい気持ちはあります。やれば、面白い試合はできる。こればっかりはタイミングが合えばとしか言えないので、時の運に任せます。そこがどうなってもいいよう、スーパー・フェザー級を全員倒すぐらいの気持ちでいきたい」と、まずは同階級で挑戦者筆頭を目指す構えだ。

　最後に「1年ぶりの試合になりますが、また皆様の前で素晴らしいパフォーマンスを見せられるように頑張りますので、ぜひ応援をよろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

　対する大岩は、前に出る圧力とタフネスが武器であり、武尊の盟友。昨年3月に山本直樹をKOで下し勢いがつくと、同11月にBigbangの横浜大会に参戦。琢磨を下し第4代Bigbangライト級王者に輝いた。

　公開練習では、2分1Rのミット打ちを披露し、切れ味鋭いパンチ、キック、ヒザ蹴りを叩き込んでいった。「調子もバッチリですし問題ない。自分の中で自信が満ち溢れています」と絶好調だ。チャンピオンとなったことで「殻が破れたじゃないですけど伸び伸び練習してますね」という。

　対戦する江川については「ただ強いだけじゃなくて華がある選手。K-1に出る選手は強くて当たり前なんですけど、華も大事だなと思っていて、その華がある選手の中に江川選手も入っていると思います」と評価する。

　タイトルマッチで2度の敗北を味わっている大岩だけに「僕はもう負けたくないし、負けないと思っています。連勝し続けて誰もが強いって思われる選手になりたいですし、一番華があると思われる行動とか姿勢を見せていきたい」と、強い決意を語る。

　年齢も30歳となったが「まだまだめちゃくちゃ進化してますし、成長期だと思っているんで、これからは大岩龍矢がスーパー・フェザー級を盛り上げていきます」とアピールした。

☆この大会の対戦カード、スケジュールなど詳細

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