2022/07/07（木）UP
（最終更新：2022/07/21 19:46）

浅倉はパク・シウ戦で新しいスタイルを見せると語った

　7月31日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.37』の記者会見が本日7日に行われ、女子スーパーアトム級ワールドグランプリ（WGP）の一回戦の対戦カードが発表された。浅倉カンナ（24＝パラエストラ松戸）は、韓国のパク・シウ（31＝KRAZY BEE）と対戦することが決定。前回のSARAMI戦で連敗から脱出した浅倉だが、最強の相手を初戦から迎えることとなった。

【動画】浅倉がダブルレッグからパウンド＆鉄槌の波状攻撃

　浅倉は「前回のトーナメントに続き、今回が二度目となります。最近、この階級で目立てていないので、パク・シウ選手は強くて怖い選手ですが、全力で倒して二度目の優勝を狙いたい」と意気込みを語った。　

浅倉（上）は前回のSARAMI戦で判定勝ちを収めた

　じつは前回のSARAMI戦前に浅倉はパク・シウと一緒に練習を積んでいたため、今回のオファーが届いた時は「複雑な心境でした。強さと怖さを知っているんで」と一瞬戸惑ったという。だが、「試合が決まったからにはやるしかないので、全力で戦います」と気持ちを切り替えようだ。

　SARAMI戦でスランプから脱出するまで浅倉は、浜崎朱加、大島沙緒里に敗北を喫し、崖っぷちまで追い込まれていた。前回、勝って今回のスーパーアトム級WGPへ進めたことで、気持ちの面で吹っ切れたことだろう。浅倉は「今回はレベルの高いトーナメントになっています。全選手、ハードな試合になると思います。その中でもいい試合をして、新しいスタイルで挑戦します」と宣言した。

　新しいスタイルの内容は会見では明らかにされなかったが、初戦のパク・シウ戦が優勝するまでの大きなカギを握るため、その試合で見られることになりそうだ。昨年のRIZIN大みそか大会でRENAを破ったパク・シウは「カンナ選手は若いのに試合経験も多く、とても優しくて誠実な選手です。7月31日は私たちが一緒に仕事をする日です。良い試合ができたらいいなと思います」とメッセージを寄せている。優勝候補の一角と見られているため、今回の一回戦でどちらが勝つのかで今後の展開を大きく左右する可能性が高い。

　勢いを取り戻した浅倉か、RENAを破ったパク・シウか。初戦の熱い戦いに期待したい。

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