2022/07/27（水）UP
（最終更新：2023/05/11 16:02）

和島大海は、強豪メレティスと対戦する

　9月11日（日）横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN～よこはまつり～』の対戦カード発表記者会見が、27日（水）都内にて行われた。
　今回、発表になったのは5カード。注目は、『THE MATCH 2022』に出場した和島大海（月心会チーム侍）と玖村将史（K-1ジム五反田チームキングス）の国際戦だ。
　和島はギリシャの豪腕メレティス・カコウバヴァス、玖村はムエタイの天才児コンペットを迎え撃つ。

【動画】和島と対戦のメレティス、右フックで首がもげるような衝撃KO！

　追加された5カードはどれも見どころ満載だが、とくに国際戦の2カードは大会の目玉になりそうだ。THE MATCHで“ブラックパンサー”ベイノアからダウンを奪い判定勝ちを収めたK-1スーパーウェルター級王者の和島は、「強い選手とやりたいと言ってきましたが、強すぎやしませんか？」と中村拓己プロデューサーに詰め寄る場面も。

　メレティスは強烈なフックを武器にした豪腕ファイターで、戦績は49戦42勝（35KO）7敗。過去にジョーダン・ピケオーにも勝利するなど、来日が待望された選手だ。和島はメレティスの試合動画を見て、「一発が強くて、ビックリ過ぎるほど相手が吹っ飛んでしまっています。映像を見たら分かると思います。全力でパンチを避けて、倒しにいきます」と珍しく弱気の発言。それでも「KOで勝ちたい。どれだけ強くても、K-1が強いことを証明したい」と最後は強気の発言で締めた。

玖村将史の相手はムエタイの天才コンペットに決定

　玖村の相手も強豪で、元ルンピニー2階級制覇、プロムエタイ王座獲得、BBTVで3階級制覇など主要タイトルを総なめにしている天才ムエタイファイターだ。だが玖村は和島とは対照的に、「これまでムエタイの選手と2回対戦して、すべてKOで勝っています。ここはK-1なので、僕の前ではムエタイスタイルは通用しません」と自信満々に語った。

　また、THE MATCHで志朗に勝ったことで、「K-1にないスタイルも吸収できた」と進化していることを明かした玖村。志朗戦後の一夜明け会見では、那須川天心との対戦をアピールして話題になったが、「那須川選手はボクシングへ行ってしまいましたが、いつかできると信じて試合をしていきます」と諦めていないという。

松倉（左）と神保（右）は言い合いに発展

　また、他の3試合も話題は豊富。K-1に復帰した松倉信太郎（team VASILEUS）に対して神保克哉（K-1ジム目黒TEAM TIGER）が「転校生なのに何で赤コーナーなんだ」と不満を口に。松倉は「煽ったり、喧嘩とか好きじゃないし、しょうもないやり取りはしたくない」としながらも、神保の特攻隊風スタイルについて苦言を呈して言い合いになるなど、神保のペースに巻き込まれることになった。