2022/08/02（火）UP
（最終更新：2022/08/03 12:15）

ミットを打つANIMAL (C)K-1

　8月11日（日）に福岡国際センターで開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』の[K-1クルーザー級/3分3R・延長1R]で対戦するANIMAL☆KOJI（TEAM ANIMAL）が、都内ジムにて公開練習を行った。
　決めフレーズの「好きなバナナは食べものです」や記者会見でバナナを食べる・バットを折るといったパフォーマンスなど、個性派ファイターとしても知られているが、今回の公開練習でもANIMALワールドがさく裂した。

【動画】ANIMALが公開練習でバット折り、卍固めやスリーパーを極める！

ANIMALのバット折り (C)K-1

　パンチのミット打ちから始まり、バット折り、RIZINにも出場したプロレスラー・奥田啓介相手に卍固めやスリーパーホールドを極めるなど異色のサーキットトレーニングで好調をアピール。

　この練習の意図についてANIMALに聞くと奥田が割って入り「ANIMALの目を見たらわかるだろ？お前ら。今回のANIMALの目は人を刺しに行く目をしてるよ。それで相手の名前は何？ AKIRA Jr？試合が終わったらANIMAL Jrになってるからな」と宣戦布告した。

プロレス技を披露するANIMAL(C)K-1

　ANIMALは、今回の相手AKIRA Jr（若獅子会館総本部）について「俺が試合前からしっかり盛り上げているのをいいことに、自分はカッコいいクールなプランニングで乗っかろうとしているところが気持ち悪い」などと評し「試合のプランはいっぱいあるけど、とにかくあいつをパワーボムかブレーンバスターで失神させたい。俺は本当にあいつが会見で喋る姿を見て気持ち悪かったし、そこから殺意が芽生えた。俺は本当にあいつを倒しにいくし、最後にバナナをグローブの間から詰め込んでやるよ」と続ける。

ANIMAL（左）と奥田(C)K-1

　また、前戦から自らの理想の戦いを“漢ファイト”と評するANIMALは、「俺の格闘技に対する気持ちを全部出し切った時にできる最高傑作が“漢ファイト”なんだよ。だから漢ファイトなんて誰も分からないし、誰にも理解できない」とした。
　それを福岡で見せられるかどうかはAKIRA Jr次第だと言い、「あいつが逃げずにちゃんと俺に立ち向かってくれれば“漢ファイト”になるだろうな」と持論を展開した。

ミットを打つAKIRA(C)K-1

　ANIMALと対戦するAKIRA Jrは、大阪市内のジムにて公開練習を行い、軽快かつ力強いミット打ちを披露した。AKIRAはフィリピン・マニラ出身で、幼稚園の頃に来日し日本で育った。

　地下格闘技の試合を見て「面白そうやな。自分もやってみよう」と思ったことがきっかけでキックボクシングジムに入門、プロキャリアは約10年だ。これまでRKSクルーザー級と蹴拳スーパー・ミドル級の2本のベルトを獲得し、今大会がK-1初参戦となる。

力強い蹴りを披露するAKIRA(C)K-1

　対戦相手のANIMALは1R KOを宣言しているが「僕は打たれ強さにも自信があるし、ANIMAL選手は殺傷能力がないんで、それは無理。2Rに入ったら自分の勝ちかなと思います」と断言。

　会見等でのANIMALのパフォーマンスについても「バナナの印象しかないですね」と笑う。「前日会見も自分のスタイルでいこうと思っていますが、笑いが起きそうだったら、乗っかって盛り上げようと思います」とANIMALワールドにも余裕だ。

フィリピンと日本のルーツを持つAKIRA Jr(C)K-1

　K-1デビュー戦に向けて「勝たないと意味がない。勝ちにこだわって、どんな展開でも勝とうと思います」と語るAKIRAは、「クルーザー級のトップ戦線に切り込んでいきたいので、ANIMAL選手を倒したらシナ・カリミアン選手、マハムード・サッタリ選手、K-Jee選手、谷川聖哉選手…その中に入って行きたいですね」とクルーザー級戦線への殴り込みを誓った。

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報など

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