石井慧がプロボクシング2戦目「たっぷり12分間、塩漬けにする」来年にはA級ライセンス目標
柔道北京五輪金メダリストの石井慧(35=クロアチア)がMMA、K-1に続き挑戦するプロボクシングで2戦目を行う。1月6日(金)に元ボクシング3階級制覇王者・亀田興毅がプロデュースする『3150FIGHT vol.4』(エディオンアリーナ大阪第1競技場)の会見が15日に行われ、石井が韓国のハン・チャンスとヘビー級4回戦を行うと発表された。
石井は五輪金を獲得後、MMAに転向し近年は海外を中心に戦ってきた。21年にはK-1に電撃参戦し、K-1戦績は3戦3勝。今年6月には、クロアチアのMMAイベントで40秒でTKO勝利しており、ボクシングと合わせて”3刀流”のファイターだ。
8月の3150FIGHTでプロボクシングデビューし、プロ1勝(1KO)の高山秀峰に判定勝利した。
石井はクロアチア国籍を持ち、前回は”海外選手”として参戦したが、今回はビザの関係で日本のジムに所属し参戦する。所属先は手続き中により未定。
なおリングネームは前回に続き「サトシ・イシイ」のままだ。
石井は会見で「次の試合では成⻑した姿を⾒せ、勝てるように頑張る。ギャラ泥棒と言われないよう、たっぷり3分4ラウンド、12分間しっかり戦いたい」と異例のフルラウンド戦い抜く宣言だ。
SNSでも「12分間、職人技の塩漬けにしたい」と意気込んでおり”判定勝利”の決意は固い。
またSNSでは「来年中にはA級ボクサーになれるよう頑張る」とも書いていた石井。
C級(4回戦)からB級(6回戦)には4勝、B級からA級(8回戦以上)に上がるには2勝が必要となる。
A級ライセンスを取得し日本ランキング入りすれば、現在但馬ミツロ(KWORLD3)が持つ日本ヘビー級王座に挑戦出来る。
来年A級に上がるには、今年5勝が必要となるが、まずは今回の相手をしっかり
”塩漬け”で完封勝利するつもりだ。
なお、その王者・但馬も今大会で、べダン・アガーワル(インド)と対決する。ヘビー級8回戦となる。
但馬はアマ5冠の肩書を引っ提げ、今年8月には、わずか2戦目で国内最速の日本ヘビー級王座を戴冠。11月の初防衛戦もクリアし、現在3戦3勝3KOだ。
対するアガーワルはプロ5勝(3KO)1敗だが、アマチュアでは50戦のキャリアがあると言う。
但馬は「自分は用意された相手の顔面を思いっきり殴るだけ。いつ試合が終わるか分からないので、1ラウンドから目を離さずに試合を観てもらえれば。相手の試合映像を見たが、自分が劣っている所は無い」と自信たっぷりにコメントした。
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