【訃報】無敗の21歳・CHAN-龍が死去、計量会場に現れず捜索も「残念でなりません」
8月1日(火)日本修斗協会は、22年修斗フェザー級新人王・CHAN-龍(MMAZジム)の死去を発表した。21歳で、死因については明らかにされていない。
【フォト&動画】CHAN-龍の最後の試合、スラムで衝撃KO勝ちの瞬間
CHAN-龍は、2002年2月28日生まれで、本名は岩本龍弥。現修斗フェザー級7位で、6戦無敗(3KO 2S)と将来を嘱望されるホープだった。
地元徳島のMMAZジムに所属し、20年1月にデビューするとデビュー戦の判定勝利以外は全てフィニッシュで駆け上がる。
22年の修斗フェザー級新人王トーナメントに出場すると、決勝で椿飛鳥をスラムでKOする衝撃勝利で優勝した。
その後、修斗環太平洋フェザー級王座を争うインフィニティリーグ2023フェザー級にエントリーしたが、初戦の3月には前日計量を1.7kgオーバーし、試合中止に。
そして7月23日大会の前日計量日、連絡無しに会場へ姿を見せず、不戦敗およびリーグの出場権はく奪となっていた。
本日1日、修斗は「CHAN-龍選手についてのご報告」と題したリリースを出し「大会前日に行われた計量会場に姿を見せず、CHAN-龍選手との連絡が途絶えた為、地元・徳島で捜索が行われました。大会終了後にCHAN-龍選手がお亡くなりになっていたことが、所属するMMA Zジムの安芸佳孝代表より報告がありました」と発表した。
公開計量から10日経った発表になったことについては「ご親族からの強い意向もあり、大会や選手に与える影響を考慮し発表は控えておりました」としている。
先週にはネットで先んじて訃報が報じられ、減量苦を原因とする声も上がっていたが、リリースでは「憶測などでの記事の掲載やSNSへの投稿もどうかお控えいただきますよう改めてお願い申し上げます」と書かれている。
以下はリリースの全文。
CHAN-龍選手についてのご報告
関係各位
いつも大変お世話になっております。
この度、CHAN-龍選手の訃報に関してご報告申し上げます。
CHAN-龍選手は、当初、7月23日に開催されたプロフェッショナル修斗公式戦後楽園ホール大会(主催:株式会社サステイン)へ出場を予定しておりましたが、大会前日に行われた計量会場に姿を見せず、CHAN-龍選手との連絡が途絶えた為、地元・徳島で捜索が行われました。
大会終了後にCHAN-龍選手がお亡くなりになっていたことが、所属するMMA Zジムの安芸佳孝代表より報告がありました。
ご親族からの強い意向もあり、大会や選手に与える影響を考慮し発表は控えておりましたが、このような形で皆さまへのご報告となったこと、そしてご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
しかしながら、残されたご親族の皆様は今も深い悲しみの中に身を置かれていらっしゃいます。報道並びに格闘技関係者の皆様方におかれましては、そっとお見守り頂けますようお願い申し上げます。CHAN-龍選手のご親族やご友人への取材、また憶測などでの記事の掲載やSNSへの投稿もどうかお控えいただきますよう改めてお願い申し上げます。
今回このような形で皆様にご報告を差し上げることは大変残念でなりません。この事実を受け止めCHAN-龍選手が戦った修斗の舞台を未来に残していきたいと思います。
心よりCHAN-龍選手のご冥福をお祈り申し上げますとともに、これまでCHAN-龍選手への温かい声援、ご支援頂きました皆様には心よりお礼を申し上げます。
一般社団法人 日本修斗協会
会長 佐藤信義
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