【Krush】20歳の里見柚己が35歳・山本真弘をKO「若い世代で盛り上げていきたい」
Krush実行委員会
「Krush.95」
2018年11月21日(水)東京・後楽園ホール
▼メインイベント 第8試合 スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
●山本真弘(35=N.F.T.T./Krushライト級GP 2009王者)
KO 2R 1分59秒 ※左フック
〇里見柚己(20=K-1 GYM横浜infinity)
山本は2008年11月のKrush第1回大会から出場し、2009年にはKrush初のトーナメントとなった「Krushライト級グランプリ2009」で優勝。初期のKrushで“最強”の座に就いたわけだが、現在は3連敗を喫しており、今回は生き残りを懸けた戦いとなる。
対する里見は10勝(5KO)6敗1分の戦績を持ち、サウスポーから繰り出す左ストレートと飛びヒザ蹴りを得意とする。前回8月大会では朝久泰央に敗れており、今回が再起戦。
1R、サウスポー同士。山本は軽快なステップを踏んで左右に動いてローを蹴り、パンチで入っていくと里見が右ミドルで迎え撃つ。ラスト10秒、山本が左右ボディブローで里見をコーナーに詰める。
2R、お互いに蹴りをかわし合う中、山本の右三日月蹴りが入る。里見は左ストレートで山本をロープ際まで吹っ飛ばす。里見のジャブをかわした山本が右ボディブローを放とうとしたところへ里見が左フック。これで山本がダウン。立ち上がろうとするも身体が言うことをきかず1回転。レフェリーは試合終了を告げた。
里見はマイクを持つと「自分まだ二十歳なんですけれど山本選手が現役のうちに戦えたことを光栄に思います。僕は二十歳なんですけれど、どんどんのし上がっていくので。僕ら若い世代が出ていかないと明るくならない。11周年とか若い世代がどんどん出ていくので盛り上げて、僕もどんどんKOして勝っていくのでよろしくお願いします」と、若さをアピール。
試合後のインタビューでも「西京春馬選手、佐野天馬選手とか同い年くらいで強い選手がたくさんいます。でもみんなアピールしない。僕ら若い世代がもっとアピールしないといけないと思っています。僕は存在をアピールして強さを身に着けていくことを目指したい」と、若い世代でこれからのKrushを盛り上げていきたいと語った。
▼セミファイナル 第7試合 ウェルター級 3分3R延長1R
〇牧平圭太(HALEO TOP TEAM/第3代Krushウェルター級王者)
判定3-0 ※三者とも28-27
●渡邊俊樹(優弥道場)
牧平は2007年に全日本キックでデビューし、33戦の戦績を持つベテラン。2014年4月には山本優弥を破ってKrushウェルター級王座に就いた。2016年に王座を失い、王座返り咲きを目指して今年2月、当時の王者・塚越仁志に挑んだが2RKO負けを喫した。今回は9カ月ぶりの再起戦。
対する渡邊は山本優弥の弟子で、戦績は1勝(1KO)5敗だが「ジャイアントキリング(番狂わせ)を起こす」と宣言してこの試合に臨んだ。セコンドには山本が就く。
1R、渡邊は右フック狙い。サウスポーの牧平は左右ローを蹴っていく。パンチで攻める渡邊に牧平はやや後手に回る。積極的にパンチを出していく渡邊が牧平の右ミドルに合わせた右フックでダウンを奪う。
2Rも渡邊は左右フックで襲い掛かる。牧平は左ローで応戦し、左ハイでダウンを奪い返す。その後も渡邊のパンチと牧平のロー&ハイの戦いに。
3R、牧平は左ストレートで距離を詰めて左ロー、左顔面ヒザ蹴りで攻め込む。渡邊も負けじと右フックを中心にパンチで応戦し、一進一退のせめぎ合いが続く。牧平はパンチを被弾しながらもローを蹴り続け、隙あらばハイを蹴る。
勝敗は判定にもつれ込み、牧平が逆転勝利に成功した。
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