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【シュートボクシング】海人がベイノアを判定で下して大晦日参戦アピール、町田光がバックドロップ決め判定勝利

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2019/12/03(火)UP

伏見(左)との激闘を制した松谷(右)

▼第4試合 53.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
●伏見和之(シーザー力道場/SB日本バンタム級2位)
KO 3R 1分20秒 ※右フック
◯松谷 桐(VALLELY KICKBOXING TEAM/NJKFフライ級王者)

 伏見は2008年にデビューしてからMAバンタム級王座、SB日本スーパーバンタム級王座などのタイトルを獲得してきた50戦を超えるベテランだ。これまでSBのトーナメントに参戦するなど多くの修羅場をくぐってきた。現在はSB日本バンタム級・2位にランクインしている。

 対する松谷はサウスポーから繰り出される左ストレートや、絶妙な距離感を武器にNJKFフライ級王者としてトップに君臨している。今年の6月にはWBCムエタイ日本統一王座決定戦で仲山大雅に敗北してタイトル獲得はならず。続く11月のRISEのリングでも風音に延長で判定負けして連敗。今回に再起をかける。

 1R、松谷がサウスポーでステップを踏みながら左ミドルを放つと、伏見が右ボディフックを豪打する。中盤は松谷が鋭い左ローを走らせると、伏見も負けじと右ローをヒットさせるなど緊張感のある展開が続く。両者ジャブやローで距離の探り合いが続く中、終盤に伏見の右ストレートがヒットすると、松谷が爆発力を見せて左右のフックで応戦して会場を沸かせる。終盤のラッシュで印象付けたジャッジ2名が松谷を支持する。

 2R、左ジャブで距離をとる松谷は左ストレートからのノーモーションの右と放つとで伏見がダウンする。ダメージを負った伏見に対してチャンスと見た松谷が左右のフックで一気に攻めに転じると、伏見が今度は右フックをクリーンヒットさせてダウンを奪い返す。さらに、ラウンド終盤に松谷が左ストレートを放ったところに、伏見が組みついて払い腰を決めてシュートポイント1を獲得すると会場が沸く。ジャッジ3名とも8-7で伏見を支持した。

 3R、右ストレートで前に出てくる伏見に対して、松谷はボディに左ヒザを突き刺す。それでも下がらず前に出てくる伏見に、松谷が渾身の左の飛びヒザでダウンを奪う。ダメージが明らかな伏見に対して、じりじり詰め寄る松谷が左ストレートをクリーンヒット、そのままパンチの連打で追い込んで最後は右フックで伏見を完璧に沈めた。松谷がダウンの応酬となった激戦を制してリング上で涙した。


ルートチャイ(右)をパンチ連打でKOした笠原(左)

▼第3試合 58.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
◯笠原友希(シーザージム/SB日本フェザー級1位)
KO 3R 2分23秒 ※パンチ連打
●ルートチャイ・オーセンスック(タイ/MAX MUAYTHAI-58kg王者)

 18歳の笠原は、高校生離れしたテクニックでプロデビュー以降10戦全勝をマーク。その勢いのまま昨年11月にSB日本スーパーバンタム級王座決定戦に挑戦したが、植山征紀に3RTKO負けを喫し初黒星を喫した。しかし今年の6月大会では世界二冠王・小笠原瑛作をヒジによるカットでTKO勝ちと大金星を上げる。さらに9月大会でも初のムエタイ戦士との対決で勝利を収め、現在3連勝中。

 対するルートチャイは87戦の戦績を持ち、9月にはタイのビッグマッチ「MAX MUAYTHAI」の-58kgタイトルマッチで勝利しチャンピオンになったばかり。MAX MUAYTHAIはKO勝ちすればボーナスが出ることからアグレッシブな選手が多いことで知られる。

 1R、笠原がサウスポーに構えて前蹴りで距離を探る。ルートチャイは鋭い右ローを時折返して、強烈な右ミドルを二度放つ。ルートチャイの右ミドルに合わせて、笠原が右フックをヒットさせるとルートチャイの動きが鈍る。そこに笠原が左右のフックから左ストレートをぶち込むと、ルートチャイがバランスを崩したように倒れてレフェリーがダウンを宣告。

 2R、距離を取り一貫して右ミドルを蹴ってくるルートチャイ。笠原はルートチャイの蹴りに対してパンチを合わせていく。何度も笠原の右フックや左ストレートがルートチャイの顔面にヒットするが、ルートチャイは耐えて左右のミドルを返すと笠原の右の脇腹は赤く染まる。パンチの印象でジャッジ1名が笠原を支持した。

 3R、ルートチャイが開始後、強烈な右ミドルを蹴り込んでいく。笠原は左ジャブを使って接近し、右アッパーから右フックとパンチのコンビネーションで対抗する。中盤までルートチャイのミドルを貰い続ける笠原は、だんだん手が出なくなったかと思われたが2分を過ぎた辺りで笠原がロープ側にルートチャイを押し込んでパンチを怒涛の連打。ルートチャイは何とか立ち続けるがスタンディングダウンを宣告される。チャンスと見た笠原が、パンチを更にロープに詰めて連打するとルートチャイは打たれっぱなしになり様子を見たレフェリーが試合を止めた。

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