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【Krush】山際和希が近藤魁成の負傷で王座獲得「実力ではない、更に腕を磨く」

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2020/08/29(土)UP

強烈な左フックを見舞う近藤(左)

▼第2試合 第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
◯近藤魁成(大成会館)
TKO 2R 2分54秒 ※パンチ連打
●海斗(ポゴナ・クラブジム)

海斗の左の蹴りは強烈であった

 優勝候補と言われる近藤は、これまで木村ミノルやジョーダンピケオーなどの強豪選手と戦ってきた。そんな近藤に、野性味あふれるファイトスタイルの海斗が、いかにして戦うか注目が集まる。

 1R、海斗がサウスポーで左ミドルを放つと、近藤が右ローを即座に返す。

 終盤に、近藤は右ヒザ蹴りで海斗のボディをえぐり、これを効かせる。右のオーバーハンドを振るう近藤だが、何とか立ち続ける海斗は、終盤に左フックを当て返す。白熱した展開に会場が沸く。

近藤がKO勝利した

 2Rになると、近藤が強烈な左フックからの、右ストレートをクリーンヒットさせてダウンを奪う。ダメージが深い海斗は、何とか試合を続行するが、近藤は右アッパーを冷静に見舞い、ロープに海斗を追い詰める。

 そこから、最後はパンチの連打からの右フック!これがヒットしたところで、レフェリーが試合を止めた。粘りを見せた海斗を撃破して、近藤が山際の待つ決勝に進出した。


強烈な右フックを見舞う山際(左)

▼第1試合 第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R
●一吉(かずよし/RAOU JAPAN)
TKO 1R 1分35秒 ※パンチ連打→レフェリーストップ
◯山際和希(谷山ジム)

レフェリーがストップした瞬間

 一吉は、九州を拠点に5本のベルトを獲得してきた実力者で、前に出続けるスタイルを武器とする。対する山際は、強烈なミドルキックを武器に、長年K-1やKrushのリングで活躍してきた。

 本来は、このトーナメントには松岡力vs加藤虎於奈の試合がラインアップされていたが、2人とも欠場することになり、急遽参戦が決まった2人がトーナメント準決勝で激突する。

KO勝利した山際(右)

 1R、序盤からガードを固めて前進する一吉は、近距離で細かいパンチを放つ。しかし、山際は距離が離れた隙に、強烈な右フックをクリーンヒット。

 さらに、パンチをまとめて右フックでダウンを奪う。立ち上がった一吉に、さらに山際が追い討ちをかけて、ロープに詰めてパンチを連打。レフェリーが、一方的となったのを見て試合を止めた。山際が、幸先良いスタートを切って、決勝に進出した。

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