【Krush】山際和希が近藤魁成の負傷で王座獲得「実力ではない、更に腕を磨く」
K-1実行委員会
『Krush.116』
2020年8月29日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第8試合) 第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
◯山際和希(谷山ジム)
TKO 1R 3分0秒 ※右手首の負傷→レフェリーストップ
●近藤魁成(大成会館)
※山際が新王者に就く。
近藤はK-1甲子園を2017、2018年と優勝し史上初の連覇を達成した19歳。18年3月のデビュー以来プロ無敗だったが、19年6月のKrushで木村“フィリップ”ミノルの持つベルトに挑戦し、1Rにダウンを奪うも逆転KO負け。8月のK-1ではKO勝利で復活を果たすも、11月のK-1では日本人無敗のジョーダン・ピケオーと戦いKO敗北した。若くして世界の強豪たちとしのぎを削っている。
山際は前Bigbangウェルター級王者、初代K-1ウェルター級王座決定トーナメント3位の実績を持つ31歳のベテラン。豪快な右ミドルキックとパンチの威力に定評がある。現在はBigbangとKrushをメインに活躍している。
両者は、今年の3月にKrushの舞台で対戦していて、その時は近藤がダウンを奪って判定勝利している。
1回戦で、近藤は粘り強い海斗をKOして決勝へ。山際は、ボクシング強化で培ったパンチ技術で一吉を1RでKOして波に乗っている。この試合を制して、ベルトを巻くのはどちらか。
1R、序盤から、山際が前に出て右のショートフックをヒットさせる。近藤をそれに右のヒザを合わせる。近藤は右ボディフックを見舞い、左フックを効かせるも、山際は耐えて右ストレートで対抗する。
その後は、近藤が距離を測る左ジャブや、強烈な右ストレートなどのパンチで攻め立て1Rは優勢かと思われたが、終盤に近藤が右フックを放った際に、右の手首を負傷。痛みに耐えきれずそのままリングにうずくまる。レフェリーが試合をストップし、山際がTKO勝ちして、新王者に輝いた。
勝利した山際は「チャンピオンになりましたけど自分の実力だと思いません。ラッキーだと思います」と、後楽園ホールのファンに向かって謙虚に挨拶する。
さらに「(前回の近藤との試合に)負けてから腐らずにずっとやってきて、降ってきたチャンスかなと思ってます。去年くらいから、良い試合ができなくて、結果もなかなかついてこなかったです。でもスポンサーの方や皆さんの支えがあって、腐らずやってきたので獲れたベルトかと思います。パンチで倒せるように腕を磨いていきたいと思います」と、語った。
▼この試合の動画
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