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【RISE】宮﨑小雪が有言実行の優勝、女王・紅絹との決戦へ

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2021/01/17(日)UP

祥子が組みヒザを駆使し上真を圧倒、ママ対決を制する

▼セミファイナル(第6試合)アトム級(-46kg)3分3R
○祥子JSK(治政館)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
●上真(じょうま/ROAD MMA GYM)※上仮屋真莉からリングネーム変更

 祥子はNJKFミネルヴァ ピン級1位のプロ選手としての活動の傍ら、さらに2児の母でもあり「ムエタイママ」の異名をもち、女子キックボクシングイベント『J-GIRLS』のタイトル挑戦の経験をもつ強豪である。ぱんちゃん璃奈との2度の対戦を含め、現在1つの引き分けを挟み7連敗と苦戦。18年9月以来のRISE参戦で約2年ぶりの勝利を目指す。

2児のママ同士の一戦は激しい打撃戦へ

 上真は極真空手初段、2年間の自衛隊キャリアをもち、キックボクシング開始は20代になってからという遅咲きファイター。RISEへは19年9月に初参戦し、那須川梨々にハイキックで敗れたものの、磨き上げられた肉体から繰り出される打撃が大いに注目を集めた。祥子同様に現在2児の母親業に邁進中。本大会からリングネームを本名の上仮屋真莉から上真(じょうま)に改め、心機一転を図る。

 1R、祥子のローに合わせ左右パンチ連打で前進する上真。上真のパンチに祥子がカウンターの右ストレートを合わせる上手さを見せる。祥子のパンチからロー、ローからパンチのコンビネーションに、上真はやりにくそう。祥子は距離を詰めればヒザ、離れれば右ローと、上手く距離を使う戦いを見せる。

約2年振りの勝利に解放されたような表情の祥子

 2R、左前蹴りで突き放す祥子に、上真は左右フック連打で接近。その入り際に祥子が合わせた左右ストレートが上真の顔面にヒットする。距離が詰まれば、祥子が首相撲からヒザをワンヒット。組みヒザ、テンカオを嫌がる上真へ祥子は左右フックから組みヒザでペースを握る。

 3R、下がる上真へ、祥子が右ミドルで追撃。上真がガードを固めれば距離を詰め組みヒザ。上真も大振りのフックで応戦するが、祥子がコンパクトなパンチから組みヒザで攻め、ペースを渡さない。最後まで祥子がパンチから組みヒザで試合を支配したまま試合終了。祥子がジャッジ3者の指示を受け、約2年振りの勝利を収めた。


宮﨑姉妹の姉・若菜の剛腕爆発、坂本を2度倒し1RTKO勝利

▼第5試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R
●坂本 優(真樹ジムオキナワ)
TKO 1R2分48秒 ※レフェリーストップ
○宮﨑若菜(TRY HARD GYM/2019年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝)

宮﨑はバリエーション豊富な攻撃で坂本を攻め立てた

 坂本は14戦のキャリアを持ち、今回がRISE初参戦。後藤まき、MARI、ユリカ・GSBらRISEファイターとの豊富な対戦経験を持つ。

 宮﨑は女子キック界注目の宮﨑姉妹の姉。妹・小雪に勝るとも劣らないアグレッシブファイトで、ここまで4戦し3勝1敗と好成績を収めている。RISEには昨年2月の武内紗耶香戦以来約1年振りの参戦となった。

 1R、サウスポーの宮﨑がジリジリと左右ロー、右ジャブでプレッシャー。リーチに勝る坂本が長いジャブから右ミドルで突き放す。前に出た宮﨑の頭が坂本の目にあたり、一時試合が中断。再開後はローの打ち合いから坂本が右ストレートを伸ばすと、宮﨑がカウンターの左ストレートをヒットさせる。

 宮﨑がプレッシャーを強めると、下がる坂本に左ミドル、ハイをヒット。坂本を赤コーナーに追い詰め、狙い澄ました左ハイキックでダウンを奪う。一度は立ち上がった坂本へ、宮﨑が距離を詰め強襲。左ミドルから左右フックを連打し、左フックで坂本の顔面を打ち抜き2度目のダウンを奪取。レフェリーが試合を止め、宮﨑が鮮烈1RKOを勝ち取った。

ダウンを奪った宮﨑

 宮﨑はマイクを握ると「今回アトム級のトーナメントに注目が集まったのが悔しかった。昨日の会見で神村さんからワンマッチもいい試合をすれば主役になれると言われましたが、KOで勝利を飾ることができて主役になれましたか?今日は紅絹選手の挑戦権のためのトーナメントですが、ミニフライ級もトーナメントやって欲しいです」とミニフライ級トーナメントの開催をアピールした。

 そして「1回戦を妹が突破して、メインに大事な試合が残っているので、二人で勝って宮﨑姉妹の日にしたいと思います」とメインイベントに控えた妹・小雪の決勝戦に必勝を期した。

▶次ページは宮﨑vs佐藤、小林vs奥脇のアトム級トーナメント1回戦

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