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【RISE】宮﨑小雪が有言実行の優勝、女王・紅絹との決戦へ

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2021/01/17(日)UP

宮﨑が技術を駆使し佐藤を完封、決勝進出を勝ち取った

▼第2試合 アトム級(-46kg)NEXT QUEENトーナメント2021準決勝② 3分3R 延長1R
○宮﨑小雪(TRY HARD GYM/2019年KAMINARIMON全日本女子-47kg級優勝)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-27
●佐藤レイナ(team AKATSUKI/初代TRIBELATEピン級王者)

宮﨑は細かい出入りからバリエーション豊富な攻撃を見せ、佐藤に反撃を許さなかった

 宮崎はフルコンタクト空手の経験をベースに昨年11月、姉・若菜と共にRISEへ参戦。今年10月のリザーブマッチに試合5日前にオファーを受け出場すると、小林愛理奈の剛打に怯まないファイトを見せ判定勝利。
 連続参戦した11月大会ではミネルヴァ王者・Ayakaに2−0判定負けを喫したが、高い技術とアグレッシブな姿勢は依然評価が高い。

 佐藤は、無尽蔵のスタミナと手数を武器に、那須川梨々や寺山日葵、平岡琴などの国内強豪選手と対戦してきた。今年8月には小林に判定負けしている。現在不戦勝を挟んで4連敗しており、今回のトーナメントで一気に起死回生を図りたい。

 1R、両者サウスポー。宮﨑が細かいステップから左右ストレートで距離を積めると、佐藤は長い右サイドキックから距離を詰めヒザを突き上げる。細かい出入りで打ち終わりには距離をとる宮﨑へ、佐藤はコツコツとローを積み重ねる。

ジャッジ3者とも宮﨑の勝利を支持し、宮﨑の決勝進出が決定

 2R、宮﨑が距離を詰めパンチ連打、すぐに距離をとり佐藤の射程の外へ出る。宮﨑がパンチ、ローと入るパターンを変えると、佐藤はガードから相打ち覚悟のパンチで応戦もヒットを奪えず。宮﨑が細かいパンチを重ね、ペースを握る。

 3R、宮﨑が左ボディストレート、右ミドルで佐藤のボディを攻める。佐藤はワンツーで距離を詰めるが、宮﨑は細かいパンチから前蹴りで突き放し、佐藤の反撃を許さない。正面に立たない宮﨑が手数を出し続けるまま試合終了のゴング。ジャッジ3者とも宮﨑を指示する完勝で、宮﨑が決勝へコマを進めた。


小林の剛打爆発、奥脇をTKOに下し決勝進出

▼第1試合 アトム級(-46kg)NEXT QUEENトーナメント2021準決勝①  3分3R 延長1R
○小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM/第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝)
TKO 3R2分20秒 ※レフェリーストップ
●奥脇奈々(エイワスポーツジム)

奥脇はアグレッシブなパンチ、ムエタイスタイルの蹴り技を駆使し小林に肉薄

 小林はパンチに自信を持つ強打者。こちらもフルコンタクト空手出身で、強烈な止まらない突きを武器に、主に関西圏での大会で多くのトロフィーを獲ってきた。今年2月にプロデビューし、現在は1勝1敗1分。宮崎へのリベンジに燃えている。

 奥脇は日本ムエタイ界を賑わす「奥脇三兄弟」の長女であり、兄・一哉、弟・竜哉に負けないアグレッシブなファイトを信条とする。昨年6月、今年2月とWBC女子日本ピン級王座の決定戦を逃しており、今回のトーナメントを足がかりにRISEのベルトを狙いたい。

 1R、奥脇がプレッシャーをかけ、パンチから左ミドル、右ローで前進。奥脇の右ローに小林が右ストレートを合わせると、奥脇も左フックで応戦する。徐々に小林が圧力を強め、奥脇の左フックにかぶせる右フックをヒット。飛びヒザ蹴り、右ハイキックと小林が攻撃のバリエーションを広める。

小林が3Rに奥脇を2度倒す

 2R、相打ちのタイミングで打ち合いになった右ストレートは、小林がヒットさせる。奥脇の前進に合わせ右前蹴りで距離をとり、右フックから左フック、左アッパーと小林がコンビネーションを見せる。
 奥脇もよく手を出し、右ミドルの軌道から放ったハイキックが小林の側頭部にヒット。ラウンド終了直後はコーナー際で両者フックを打ち合う激しい展開が続く。

 3R、奥脇が左前蹴りで突き放すと、小林は前進し右ストレート。蹴りで突き放したい奥脇へ距離を詰めパンチを上下に散らす。プレッシャーを強めた小林が奥脇をロープに詰め、左フックで奥脇からダウンを奪う。足をふらつかせながら立つ奥脇だったが、小林が右ストレートを直撃。フォローの左フックでなぎ倒すように2度目のダウンを奪い、レフェリーストップを呼び込んだ。

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