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【RISE】宮﨑小雪が紅絹を下し18歳新王者が誕生!“8頭身JKファイター”AKARIがトーナメント制し“女帝”寺山への挑戦権を得る

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2021/03/28(日)UP

AKARIが宮﨑との再戦を制し決勝へ進出

▼第2試合 ミニフライ級(-49kg)NEXTQUEENトーナメント2021準決勝② 3分3R延長1R
●宮﨑若菜(TRY HARD GYM/2019年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝)
判定0-3 ※29-30、29-30、28-30
○AKARI(TARGET/2018年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝)

宮﨑はパワフルなパンチでAKARIを攻め立てた

 AKARIはプロ5戦無敗の“8頭身JKファイター”として注目を集める17歳。神村エリカの愛弟子であり、前蹴り、ヒザ蹴り、ミドルと長いリーチを活かした蹴り技を得意とする。
 対する宮﨑は女子キック界注目の宮﨑姉妹の姉。妹・小雪に勝るとも劣らないアグレッシブファイトを信条とし、前戦では坂本優を2度倒す1RKO勝利を勝ち取っている。

 この両者は19年11月に対戦し、AKARIが判定勝ちを収めている。宮崎がリベンジを果たすか、AKARIが返り討ちに葬るか。

 1R、リングの中央に位置するAKARIへ、サウスポーの宮﨑が飛び込みながら左ストレート、遠距離から左ミドル、左ハイを繰り出す。AKARIはカウンター気味のタイミングで右ローをパチンとヒット。離れ際には右ストレートをヒットさせ、宮﨑をのけぞらせる。

距離を支配したAKARIが決勝に進出

 2R、宮﨑が左インローを放てば、AKARIがすぐさま右インローを打ち返す。宮﨑の飛び込みながらの左ストレートにもAKARIが右ストレート、右ミドルを合わせ、打ち終わりはAKARIで終わる。宮﨑がフットワークを刻み、飛び込みながら右ボディ、左ストレートとバリエーションのある攻撃を見せると、AKARIは堅いガードから堅実に右ローを返す。

 3R、プレッシャーを懸けるのは宮﨑。左ストレートから右フックを返し、AKARIが右ストレート、右ローで応戦する。宮﨑が激しい出入りから左ストレート、左ハイを繰り出せば、AKARIは下がらずに懐に呼び込んで右ヒザをボディへ突き上げる。両者手数を減らさないまま試合終了のゴング。的確なカウンターでヒットを稼いだAKARIが宮﨑にリベンジを許さず、判定勝利で決勝へ進出した。


大倉が元ボクシング王者の山本を下し決勝進出

▼第1試合 ミニフライ級(-49kg)NEXTQUEENトーナメント2021準決勝① 3分3R延長1R
○大倉 萌(大道塾吉祥寺支部/2017年北斗旗全日本空道体力別選手権大会女子-215クラス優勝)
判定2-0 ※30-29、29-29、29-28
●山本ユノカ(KickBox/元WBA女子世界ライトミニマム王者、元OPBF女子東洋太平洋フライ級王者)

山本は卓越したパンチテクニックで大倉を攻める

 女王・寺山日葵への挑戦権を懸けたトーナメントの準決勝。大倉は大道塾の17年体力別全日本王者の肩書きを持つ強豪。昨年10月に行われた『RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020』では1回戦で百花と対戦。惜しくも延長判定で敗れたものの、ミネルヴァ王者である百花をあと一歩まで追い詰め高いポテンシャルを証明した。

 対する山本はWBA女子世界ライトミニマム級を制した元ボクシング世界王者。昨年7月にキック3戦目でRISE QUEENアトム級王者・紅絹と対戦し、判定負けこそ喫したものの卓越したパンチ技術で紅絹を苦しめる健闘を見せた。

 1R、大倉が右の蹴りをロー、ミドルに散らす。小刻みに体を振る山本はジャブからワンツー。大倉は大きなクロス気味の右フックをヒットさせる。

蹴りとパンチを折り混ぜペースを握った大倉が僅差判定勝利

 2R、プレッシャーをかける山本が大倉の右に合わせて、右ストレートのカウンター。返しの左フックがクリーンヒットする。大倉はパンチを狙うも、山本の右カウンターが冴え懐に入れない。大倉はジリジリ前に出ながら右ロー。この重いローに山本がやや嫌がるそぶりを見せる。

 3R、大倉が右ローを打ちながらジリジリと前進。山本は小刻みにリズムを取りながら、大倉のガードの上からパンチ連打を浴びせる。大倉の右にカウンターを合わせるが、被弾しても大倉の前進は止まらない。大倉が右ロー、右ミドルでプレッシャーを懸け、山本がカウンターを取る展開のまま試合終了。プレッシャーをかけ続けた大倉が僅差の判定をもぎ取り決勝へ進出した。

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