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【RISE】宮﨑小雪、劇的進化を紅絹に予告「2ヶ月前とは別人」戴冠後は「新しい時代を創る」

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2021/03/18(木)UP

王座獲得を目指す宮﨑小雪(c)RISE

 3月28日(日)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 147』のメインイベント「RISEQUEENアトム級(-46kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長R」で、王者・紅絹(37=NEXT LEVEL渋谷)に挑む、挑戦者・宮﨑小雪(18=TRY HARD GYM)が公開練習を行った。

 宮﨑は、姉・若菜と共にRISEのリングで存在感を発揮している期待のファイター。昨年1月には、1日2試合という過酷なワンデートーナメントを制して、紅絹とのタイトルマッチに漕ぎ付けた。戦績は6戦4勝1敗1分の、18歳。

 公開練習では、サウスポーから繰り出す鋭い左ジャブやワンツー、そして左右のミドルキックのシャドーを披露。その後、トレーナーの持つミットに同様の攻撃で快音を響かせた。

シャドーを披露した宮﨑(c)RISE

 先日高校を卒業した宮﨑は、これから格闘技一本での生活を送ることになる。練習に打ち込める環境も、学校が無くなったことで、これまで以上に整っている。「今はワクワクが7割、緊張が3割です」と、決戦を控えた心境を語った。

 宮﨑は、前回のトーナメントでは、試合前にSNSで相手を挑発するなどして盛り上げた。
 今回も、14日に王者である紅絹が「私は元々ダサい人間だからいいや。ただ、試合だけはカッコつける。絶対に負けない」とSNSで発言していたのを目にし、宮﨑は自身のSNSで「ネガティブで(王者が)それでいいのかと思う。夢や希望を与えられる存在にならないといけないのに、“ダサイ存在”と言っていてムカつきました」と投稿、不快感をあらわにした。

「SNSで盛り上げて試合することも大事です。相手側の反応とかは気になるし、盛り上げる気あんのかなとかは気になりますね。SNSの時代なのでうまく活用して利用していきたいと思います」との思いから、そのような発言をしているようだ。

抜群のテクニックを見せる宮﨑

 兄妹ファイターとしても注目を集めている宮﨑。姉の若菜は、同大会で「ミニフライ級(-49kg)NEXTQUEENトーナメント2021」に出場する。「追い込み期間は一緒だし、本当に24時間、殆ど一緒にいるので心強いです。練習も一緒だし、家でも一緒にテレビ見たりします」との言葉通り、姉の存在は大きい。

 改めて、紅絹の印象を聞いてみると「5Rの使い方が上手くて、全体的に穴がないですし、上手く攻略させないようにして来る」とベテランならではの試合運びを警戒する。
 その紅絹を攻略する鍵は、宮﨑自身は“相手のペースにさせないこと”だと認識している。「リングの使い方、5Rのペース配分は上手いし経験があります。でも、それを潰せば勝てる。相手のペースにさせないことを沢山練習しています」と自信たっぷりに語った。

 宮﨑のお手本とするスタイルは、元RISEスーパーフライ級王者・田丸辰だ。田丸は宮崎と同じサウスポーで、カウンターの左ストレートや絶妙な距離感を武器としているトップファイター。

姉・若菜(左)と共に、同大会に出場する宮﨑小雪(右)

 当てさせず当てるスタイルは、宮﨑の理想形でもある。「周りからも言われるけど、田丸選手は真似します。(スパーなどの)相手もしてくれて、自分が一番、憧れているファイトスタイルです」というように、田丸の戦い方を取り入れながらも対策を練っている。公開練習で披露したシャドーのフットワークは、確かに田丸に似ている。

 そのスタイルを武器に、紅絹のパンチは「完璧にいなせるとは言い切れないけど、癖とかも分かるし、タイミングが掴める」と攻略の糸口をつかんでいる様子。18歳であるため、成長速度が速いことも宮﨑にとってアドバンテージだ。紅絹には「2ヶ月前と別人だと思ってやった方がいいよ、という感じです」とアピールした。

 ベルト戴冠後、宮﨑は女子格闘技を背負う覚悟だ。「RISEは(女子ファイターの)層が熱い団体、獲ってからじゃないと言えないけど、新しい時代を創っていきたいし、女子格を盛り上げていけるように、頑張って行かないといけない」と意気込んだ。

 宮﨑は、何度も挑戦者を退けてきたベテランの紅絹を下して、念願の新女王に輝くことが出来るのか。注目が集まる。

☆今大会の対戦カード、スケジュール、チケット情報はこちら

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