かつて皇帝ヒョードル倒したアントニオ・シウバがTKO負け、4年ぶりMMA復帰戦

2021/06/14（月）UP
（最終更新：2021/06/14 19:46）

　皇帝エメリヤーエンコ・ヒョードルを倒した男として人気のMMA選手アントニオ・シウバ（41=ブラジル）の4年ぶりのMMA復帰は、何とも悔しいTKO負けで終わってしまった。

　シウバは6月13日（日・現地時間）にセルビアで開催された総合格闘技イベント『Megdan Fighting 9』のヘビー級マッチに出場し、クエンティン・ドミノゴス（ポルトガル）と対戦。

▶︎【動画】“ビッグフット”シウバが強烈なパンチ連打でTKO負けしたシーン

　屋外で行われたイベントで、身長193cm、体重119kgの巨体で、雪男の“ビッグフット”の愛称を持つシウバは、ビッグフットの姿を連想させるガウンで登場し、会場を沸かせた。

　試合は2R中盤、左右のパンチを振り回しながら前進するドミノゴスの圧力に下がるシウバ。ドミノゴスの左右の連打を貰いコーナーポスト前で膝をついてダウン。

　シウバはドミノゴスのパンチをもらいながらも立ち上がろうとするが、ここでレフェリーストップ。意識もあり立ち上がっているシウバは、まだ戦えることをアピールするが、判決は覆らなかった。

　シウバは世界最高峰のMMA（総合格闘技）団体『UFC』で活躍。松濤館流空手とブラジリアン柔術をバックボーンとし、エメリヤーエンコ・ヒョードルやアリスター・オーフレイムにKO勝ちしたこともある強打の持ち主で、日本のHERO’Sや戦極にも参戦し活躍した。

　しかし、14年から連敗が続き17年6月まで1勝7敗と低迷し、ここ数年もキックボクシングや素手ボクシングの大会に出場するも全てKO負け。今回4年ぶりのMMA復帰戦だったが、悔しい結果に終わってしまった。

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