【ベラトール】ムサシからダウン奪い王座奪取のエブレン、試合後に「俺をナメるな」とSNSで追い討ち
6月25日(土・日本時間)に米国コネチカット州モヒガンサンアリーナで開催された『BELLATOR 282』で、ミドル級で3度目の世界防衛戦に挑んだ王者ゲガール・ムサシ(36=オランダ)が挑戦者で同級1位のジョニー・エブレン(30=米国)にダウンを奪われる判定負けし、3度目の王座防衛に失敗した。
ムサシは戦前の取材で「エブレンって誰だい?」と発言するほど格下扱い。下馬評も完全にムサシ有利だったが、多くの予想を覆し完勝したエブレン。これまで悔しさがあったのだろう、エブレンは試合後に自身のSNSにて、右のオーバーハンドをムサシに当てた瞬間の写真を掲載。「この瞬間、奴は終ったと思ったはずだ。俺をナメるな」とメッセージで追い討ちをかけた。
エブレンは堀口恭司が所属する米名門ジムATTの実力者。レスリングをベースとし、今回の勝利で17年のプロデビュー以来12戦無敗となった。
敗れたムサシだが日本ではファンも多い。DEEP、PRIDE、UFC、ベラトールと世界中の団体を渡り歩き、数々のベルトを獲得。キャリア49勝を誇るミドル級世界最高峰の一人。今年2月のBellator世界ミドル級タイトル戦にて、オースティン・ヴァンダーフォードを初回KOで下し、2度目の防衛に成功し、今回が3度目の防衛戦だった。
試合は1R中盤、エブレンの右オーバーハンドでムサシがダウン。
以降、手数が多いエブレンにムサシもジャブや関節蹴りを的確に当て応戦。
最終5R、後のないムサシは前に出てジャブ、ミドルを放つが、エブレンの両足タックルにテイクダウンを奪われる。エブレンは最後まで攻め続けるが、ムサシは手が出ない場面が多かった。
結局、フルマークの判定3-0(三者共に50-45)でエブレンが勝利し新王者に。勝利者コメントで「ATTでの練習がなければ、今、自分はここに立っていない」とチームへ感謝の気持ちを伝えた。
12戦無敗のまま王者となったエブレンの今後の活躍にも注目したい。
Bellator MMA
『BELLATOR 282』
2022年6月25日(土・日本時間)米国コネチカット州モヒガンサンアリーナ
▼ミドル級世界タイトルマッチ
●ゲガール・ムサシ(オランダ)
判定0-3 ※三者共に45-50
○ジョニー・エブレン(米国)
※エブレンが新王者に
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