【レキオバトル】レオナ・ペタスと砂辺光久がエキシで激突、メインは涼矢がKO勝利
涼矢がKO勝利
名護ファイティングスポーツ実行委員会
『山城グループ presents レキオバトル名護 vol.5』
2023年2月5日（日）沖縄・名護市民会館 中ホール
▼第8試合 メインイベント 73kg契約 3分3回戦（延長1ラウンド） レキオバトルムエタイルール（OFG着用特別ルール）
〇 涼矢（エボリューションムエタイジム/72.9kg）
KO 2R 2分44秒
●翁長将健（真樹ジムオキナワ/RKA/72.9kg）
蹴りを放つ涼矢
コロナ禍により約3年の活動急を余儀なくされた復活のレキオバトル。メインイベントは場内総立ちの壮絶な試合結果となった。
今回がプロキックボクサーとして初試合となる“ヤンバル戦隊”涼矢は、地元・名護生まれ、名護育ちという生粋のヤンバルンチュ（沖縄北部人）。小2から始めたフルコンタクト空手では、無数の沖縄タイトルを獲得し、日本選手権も2度準優勝、その決勝戦を“人獣”中村寛と争ったこともある。
対するは、“沖縄キックボクシング界の始祖”真樹ジムオキナワが送り込んできたホープ、翁長将健。元はヘビー級で、今回、73kg契約だが、涼矢のベストウェイトが65kgなだけにキャリアは涼矢が上回るものの体格差は並ぶと一目瞭然となった。
また、今回は翁長サイドから提示された、両者にとってもレキオバトルとしても初のオープンフィンガーグローブ（OFG）着用の特別ルールでの試合となった。
涼矢のパンチがヒット
第1ラウンド、お互いに慎重な立ち上がり、涼矢はローキックで脚から崩したいと狙うが、リーチ差からなかなか手が出せない。涼矢のセコンドにつくレオナ・ペタスから「ジャブから」と声が飛ぶが、これも滑らかには動けず。翁長も攻めあぐみ、初OFGならではの緊張感が漂うなかラウンドが終了。
第2ラウンド、意を決して前進する涼矢のローキックがクリーンヒットし始める。しかし、翁長もこれを待っていましたとばかりに左右ストレートで迎え打ち、時折、空気が凍るような緊迫したOFGのパンチが交換される。
涼矢の掌底によるジャブがサミングとなり一時試合中断、涼矢に注意勧告が出される。試合再開後、ステップインとスイングを強くする涼矢の強烈な右フックが直撃し、翁長の長身が吹き飛ぶ。ダウンこそ免れたものの棒立ちとなった翁長をロープに詰め、涼矢は強打で打ちまくる。
両腕ガードを上げながら、OFGならではパンチがすり抜け、無数に被弾した翁長はマットに倒れ込むと大の字状態。レフェリーがダウンカウントを止め、涼矢のKO勝ちを宣告した。
勝者マイクを渡された涼矢は、関係諸氏に感謝を述べると高らかにここからの飛翔を宣言した。
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