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【RISE】緑川強し、ベイノアから2度のダウン奪い激闘を制す

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2020/07/19(日)UP

強豪・緑川(右)がRISE王者のベイノア(左)に勝利

RISEクリエーション
『RISE 140』
2020年7月19日(日)東京・後楽園ホール

▼セミファイナル SuperFight! -72kg契約 3分3R延長1R
●“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/第2代RISEウェルター級王者)
判定 0-3 ※27-29×2、26-29
〇緑川 創(RIKIX/WKBA世界スーパーウェルター王者、第8代新日本キックボクシング協会ウェルター級王者)

ダウンするベイノア

 ベイノアは18年11月に渡部太基を下し、RISEウェルター級王座を無敗で獲得。今年2月にはHidekiを退け王座初防衛に成功している。

 対する緑川は新日本キックのリングを主戦場に2度のラジャダムナン王座挑戦経験を持つベテラン。2014年2月にK-1MAX王者のアンディ・サワーに僅差判定勝利を収めて名を上げた。今回はRISE初参戦。

 1R、ベイノアが積極的にジャブから左右の素早いローを放つ。ベイノアの蹴り終わりに、緑川は踏み込んで連打するがベイノアはバックステップし、ガード。前蹴り、後ろ廻し蹴りも放つベイノア。リズムを取りながら蹴り中心に攻め込むベイノアだが、緑川は飛び込んでの右フック。これがクリーンヒットし、ベイノアが背中から倒れる。すぐに立ち上がるベイノアだが、若干効いているか。数秒後、ゴング。

 2R、1Rと同じく、積極的に蹴りを放つベイノア。ベイノアの右ハイキックが緑川のガードの上からもろに叩き込まれると、緑川のヒザが落ちかける。チャンスと観たベイノアがパンチでコーナーに詰める連打。だが緑川はしっかりガードし、ふらつきながらも倒れない。
 ベイノアが打ち下ろしてのフック、緑川は入ってのアッパー、右フック。再びの打ち合いの中、緑川の右フックがヒットするとベイノアがガクリと落ちる。またもすぐに立つベイノア。
 ラスト1分。緑川の連打に、ベイノアは落ち着いてガードも、攻撃が少ない。 

 3R、ベイノアが起死回生の二段ヒザ蹴り。ベイノアが声を出しながらパンチ連打で攻める。緑川は落ち着いてガード。ベイノアの怒涛の攻撃の中、緑川が重いパンチをボディ、顔と当てる。ベイノアが飛びヒザ。ラスト1分、緑川が右アッパーを入れる、ベイノアも左フックをヒットさせ効かせる。ラスト5秒、ベイノアが左ストレートをクリーンヒットさせると、緑川のヒザが落ちかけるも、ここでゴング。

 29-27緑川、29-27緑川、29-26緑川と、階級上の“グリーンモンスター”が敵地で王者を制して見せた。

 緑川はマイクで「松倉(信太郎)とイ・ソンヒョンの試合を観た時に、いつかソンヒョンとやりたいと思いました」とRISEミドル級王者との対決を希望した。

【RISE】試合結果速報中=2020年7月19日

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