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【RISE】“人獣”中村寛、戦慄の豪腕フックKO！相手を失神・担架送りに、渦中の木村ミノルに対戦要求

2023/12/16（土）UP

中村寛、衝撃の失神KO勝利！

RISEクリエーション株式会社
『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』
2023年12月16日（土）東京・両国国技館
▼第11試合　RISE×GLORY　ライト級（-63kg） 3分3R延長1R
○中村寛（日本/BK GYM/第8代RISEライト級王者、第6代DEEP☆KICK-60kg級王者）
KO　2R1分31秒　※左フック
●アフマド・アコーダッド（モロッコ/Brutal Gym）

【フォト】中村の左フックでアコーダッドがマットに崩れ落ちる！

　“人獣”の異名を持つ中村は、前戦となる8月のアリシェル・カルメノフ戦で、左肩の脱臼とローブローのアクシデントが発生して試合続行不可能のノーコンテストに。今回は仕切り直しの再起戦となる。
　対するアコーダッドは、モロッコ出身の22歳。中村より20cm高い184cmの長身を誇る。

中村の左フックが炸裂！

　1R、開始早々アフマドの右ローが中村の下腹部を捉え一時中断。再開後は中村が右ジャブかで飛び込むが、アフマドは右ミドルで突き放す。中村が入り際に放った右フックがアフマドの横顔を捉え、アフマドの動きが一瞬止まる。中村は左ロー、左右フックを大きく振るが、アフマドは長いリーチのジャブ、前蹴りで遠距離から中村を攻め立てる。

　2R、中村が左ハイでアフマドのバランスを崩しワンツーで追撃。踏み込んで放った中村）の左ストレートがアフマドの顔面を捉えダウンを奪う。立ち上がったアフマドに襲いかかる中村はロープを背負うアフマドの頭を抱え左ヒザ。顔を上げたアフマドのアゴに左フックを叩き込み2度目のダウンを奪取。崩れ落ちたアフマドを見たレフェリーが試合を止め、中村の勝利を宣言した。

勝利マイクで話す中村

　マイクを握った中村は「かっこよすぎるやろ、今のパンチ！」と観客に呼びかけると、歓声を聞き「この声援が答えやな」と満足げな表情。8月の脱臼によるノーコンテストを振り返り「しっかりやり続けたら脱臼した左肩でもう一回倒せると証明した。ウソで塗り固められたこの日本をしっかり本質的なところを見せられたんじゃないでしょうか。みんなに勇気を与えられたと思いますが、どうですか」と観客を鼓舞した。

　そして「俺はRISEのチャンピオンでは収まりたくない」と宣言した上で対戦希望相手にドーピング問題の渦中にある木村”フィリップ”ミノルを指名。「ステロイドを止めずに、ステロイドマッチをやらせてください」と会場に呼びかけた。

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