2023/10/25（水）UP
（最終更新：2023/10/25 18:45）

中村寛は、モロッコのアフマドと対戦。撮影では、わざとパネルを逆にして挑発

　12月16日（土）東京・両国国技館にて開催される『RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』の第一弾対戦カード発表会見が、25日、都内会場にて行われ7カードが新たに決まった。
　会見には大﨑一貴（OISHI GYM）、中村寛（BK GYM）、南原健太（極真会館）、志朗（BeWELLキックボクシングジム）、宮﨑小雪（TRY HARD GYM）、聖愛（魁塾）の6名が参加した。

【動画】中村、“人獣”の一撃でKOの瞬間！

　今回はGLORYとの6対6マッチが組まれる予定で、ペットパノムルン・キャットムーカオvsチャド・コリンズ、中村寛vsアフマド・アコーダッド、南原健太vsビクター・デ・コニング、聖愛vsテッサ・デ・コムの4試合が決まった。

　“人獣”の異名を持つ中村は、前戦となる8月のアリシェル・カルメノフ戦で、左肩の脱臼とローブローのアクシデントが発生して試合続行不可能のノーコンテストに。今回は仕切り直しの再起戦となる。

　対するアフマド・アコーダッド（モロッコ/Brutal Gym）は、モロッコ出身の184cmの長身の22歳だ。

中村は前戦で負傷した左肩の脱臼は問題ないという

　会見に出席した中村は「前回不本意な形となり、フラストレーションが溜まっている感じです。今年中に、撤回して勝ちで終わりたい。文句なしの相手、強い選手を倒したい」と意気込んだ。

　中村が身長164cmに対して、アフマドは184cmとライト級（-63kg）の中では長身で、その差は20cmもある。それでも中村は「背が高い選手とは過去にやったことあります。関係ないです。関係あったら、ここまで来れていないんで。俺は見た目はちんちくりん。俺よりでかいやつと戦ってきて、ここまで来ているんで。10cm、15cmなんて、たいして差がない」と気にならないという。

　心配されたのは、前戦の左肩の脱臼。これについて中村は「脱臼癖を心配する人が多いと思いますが、それはなく、不幸中の幸いで何ともなかった。痛めた靭帯も治っていく人間がいるようで、俺がそれ。身体の作りも人獣」と笑い飛ばした。

　ケガの状況を見つつ練習するといい、「ぶっつけ本番で、背が高いのっぽをしばいてやろうかなと。（負傷した）左以外で倒していきます」と自信を見せた。

中村は前戦で肩を脱臼するアクシデント発生でノーコンテストに

　また、YA-MANが今月19日に記者会見を開き、自身も参戦するオープン・フィンガー・グローブ（OFG）キック大会『FIGHT CLUB』をプロデュースすることを発表し、中村寛へラブコールを送った件について質問が飛ぶと「自分にメリットがあればやりますけど、俺も暇ではないんで。率直な気持ちは壊れたいのかなと。俺がどついたら壊れますよ」と挑発とも思える発言をした。

　12月の試合があるため、中村が11月19日開催のOFG第1回大会へ参戦することはないことだろう。参戦するとなれば来年以降になると思われるが、どんな展開になっていくのか気になるところだ。

　最後に中村は「GLORYに関しては対抗戦をやったことがないけど、俺が一番だと思ってやっている。向こうが上とか気に入らない」とGLORYへの対抗心がメラメラと燃えているようだ。人獣の復活が、12月に両国で見られることになるのか。

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