2018/10/29（月）UP
（最終更新：2018/10/29 21:44）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

ダウンを奪われた麻原（左）が逆転の一撃で山口（右）にTKO勝ち

▼第9試合　ダブルセミファイナル第2試合　64kg契約　3分3R延長1R
〇麻原将平（34＝PFP/元HOOST CUP日本スーパーライト級王者）
TKO　3R 1分01秒　※レフェリーストップ
●山口裕人（26＝山口道場/元WBCムエタイ日本Sウェルター級王者）

　麻原は正道会館空手からキックに転向、2008年4月にプロデビューしたベテラン選手。5月大会で小川に敗れ、8年目にしてようやく手にしたベルト（HOOST CUP日本スーパーライト級王座）を失ってからの再起戦となった。

　対する山口はパンチ主体の選手で約3年間、勝っても負けてもKO決着という激闘を常に展開。8月の『KNOCK OUT』では中国の格闘技イベント『英雄伝説』のアジア王者・マサ佐藤にKO勝ちしている。

　1R序盤から山口が威圧するように大きく体を揺らしながら強打を振るい、麻原はガードを固めながら、左のパンチと蹴りで堅実に様子を見る。山口の強打のプレッシャーが強く、やりづらい麻原。

　2R、自信を持って強打を振るう山口。そして離れ際に山口のワンツーがきれいに麻原のアゴに入りダウンを喫する。仕留めにかかる山口の左フックにガードを固めた麻原の返しの左フックがヒットし、今度は山口がダウン。ダメージの深い山口に麻原がラッシュを仕掛け2度目のダウンを奪うが、山口が立ち上がりラウンド終了。

　3R、ダメージの深い山口にガードを固めた麻原がじりじりとプレッシャーをかけ、山口は下がりながらカウンターを狙う。麻原のラッシュでまたも山口がダウンし、立ち上がり続行するがダメージの深い山口にレフェリーがストップを宣告。麻原のTKO勝利となった。両者の激しい攻防に会場が大いに盛り上がった一戦であった。

　勝利した麻原は、5月に敗れて手放したタイトル保持者の小川翔に再戦を要求した。

ラッシュする剛（左）と打ち合う俊（右）

▼第8試合　ダブルセミファイナル第2試合　54kg契約　3分3R延長1R
●KING剛（31＝ロイヤルキングス/MA日本バンタム級王者）
延長R　判定1-2　※9-10、10-9、9-10
〇俊YAMATO（23＝大和ジム/NJKFバンタム級王者）
※本戦は29-29、29-28、29-29

　1R、俊の速い蹴りに入りにくい剛。途中、剛の左ストレートがクリーンヒットし、打ち合いの距離になり会場はヒートアップ。終盤に剛が俊にロープを背負わせラッシュをかけるが、俊も切れのあるパンチを打ち返す。