2019/10/07（月）UP
（最終更新：2019/10/07 12:44）

ONEに出場する総合格闘家で大のゲームファンでもあるデメトリアス・ジョンソン

　10月5日（土）、6日（日）の2日間にわたり『ONE マーシャルアーツファンフェス』が、東京・ベルサール渋谷ガーデンにて開催された。

　ONEの第100回記念大会『ONE: CENTURY 世紀』（10月13日、両国国技館）を1週間後に控え、このファンイベントでは、格闘技の観戦やセミナー等を行う「マーシャルアーツ」、eスポーツに参加・観戦できる「ゲーミング」、人気格闘家やリングガールズ（ラウンドガール）らと触れ合える「ミート＆グリート」といった3つのコーナーで、数々のプログラムを実施。

　2日目の「ゲーミング」コーナーでは、賞金総額200万円をかけたeスポーツイベント『ONE STREET FIGHTER トーキョー・チャレンジ』が行われ、精鋭ゲーマーたちが格闘ゲーム『ストリートファイターV アーケード・エディション』で勝敗を競った。

eスポーツイベントのステージに登場したDJ

　このeスポーツイベントのエキシビションマッチに、元UFC世界フライ級王者であり13日の両国大会でフライ級トーナメント決勝戦に出場するデメトリアス・ジョンソン（33＝米＝以下DJ）が登場、有名プロゲーマーと熱戦を繰り広げた。
　DJはゲームの熱狂的なファンで、暇があればゲームをしているといい、動画共有サービスでゲームプレイを実況するゲームストリーマーとしても世界トップレベルで活躍している。

DJが真剣な面持ちでゲームをプレイ

　DJの相手となったのは元DEEPフェザー級王者の松本晃市郎。2011年に引退し、現在は「ジョビン」の名で昨年からプロゲーマーとして活躍。今年2月に開催された世界最大規模のオープン大会『Evolution Championship Series（EVO）』の日本版となる『EVO Japan』で『ストリートファイターV アーケード・エディション』の部で5位に入賞するなど活躍中だ。

　ジョビンは、UFCで堀口恭司、ONEで和田竜光といった現役時代の練習パートナーがDJに完敗しているので敵を討ちたいと意気込む。

　DJとジョビンは6戦を戦い、始終ジョビンの一方的な展開に、時にはDJはコンボ攻撃を使い、ジョビンをKOする寸前まで持っていくラウンドもあったが、反撃され１勝もできず全てジョビンが勝利。日本人初のDJ越えを『ストリートファイター』で果たした。

おもむろにポケットからマウスピースを取り出したジョビン

　そんなDJにジョビンが「MMAの練習もあって、eスポーツをあまりできていないと思うので僕のように引退したら、また戦いましょう」と呼びかけると、「いつでも良いのでかかって来い」とDJは応じた。
　するとジョビンは「MMAルールで戦っても良いようにマウスピースを持ってきているので、今からでも」と、まさかの宣戦布告。DJが「いつでも準備はできています」と返すと「怖い怖い、ウソウソ」と慌てて前言撤回して会場を笑いに包んだ。

　DJはその後、もう１人の強豪と対戦。相手は世界最大級の格闘ゲームトーナメント『Evolution Championship Series 2019（通称：Evo 2019）』の『ストリートファイターV アーケードエディション』部門で優勝したプロ格闘ゲーマーのBonchan。