2020/10/26（月）UP
（最終更新：2020/10/26 12:27）

11.21『RIZIN.25』初代フェザー級王座決定戦、朝倉未来と修斗世界王者の斎藤裕が激突！

　11月21日（土）大阪城ホールで開催される『RIZIN.25』で、RIZIN初代フェザー級王座決定戦として「朝倉未来（28＝トライフォース赤坂）vs修斗世界王者・斎藤裕（33＝パラエストラ小岩）」が行われる。

　この対戦に朝倉が勝つと絶対の自信で断言するのは、朝倉が所属するトライフォース赤坂代表であり朝倉のセコンドも務める堀鉄平氏だ。
「斉藤選手は良い選手ですけど、終始、未来君の打撃のプレッシャーで後退して、何も出来ずに、嫌になりながらパンチでKOされるでしょう。修斗の世界王者と朝倉兄弟では、大きな差があります。日本人では朝倉兄弟に勝てません」と、朝倉の1R KO勝利と自身のツイッターで語っている。

2019年大晦日大会、ベラトール強豪のマカパを打撃で圧倒した朝倉

　朝倉の打撃の経歴は小学生から極真空手と相撲、中学生では同じくフルコンタクト空手の『不動会』で全国２位、その後喧嘩に明け暮れるが、8歳から習った投げや関節技が認められる空手の『禅道会』を経て前田日明が主催する『THE　OUTSIDER』では王者に。以降、RIZINに参戦し連勝街道を突き進む。

名勝負となった矢地戦、バチバチの殴り合いをする朝倉（左）

　前田日明も朝倉の打撃を評価する一人だ。今月24日に公開された前田日明チャンネルの、パンクラスの酒井代表との対談で前田は「（パンクラスに）これまでと違う技術で一波乱起こすような選手が出てきたら面白い。打撃一つにしても、総合の選手はそんなに打撃の上手い選手はいない。だから（朝倉）未来の兄弟があんなに目立っちゃってる」と語っている。

YouTubeの対談企画を行った朝倉（左）と前田日明氏（右）
（＊前田日明氏のインスタグラムより）

　元WBA世界ライトフライ級王者渡嘉敷勝男は朝倉の試合映像や、実際にボクシング指導してみた中で「格闘技でも強いけど、それ以上にボクシングセンスのほうが私はあると思います。（朝倉が得意とする）右のフックのカウンターなんてなかなか取れない。日本で60人いるボクシング世界チャンピオンの中で、サウスポーであのカウンターを取るのは、私の中では長谷川穂積、渡辺二郎、この２人。これはもすごい武器。これでバタバタ倒していった。未来選手の右フック、あれは当たると思います。（総合でも）世界を獲る練習をしたら必ず獲れる」と語り、自身、竹原慎二、畑山隆則と朝倉未来がYouTubeで共演し全員が朝倉を認めていると語った。

2017年4月修斗タイトル戦、レジェンドの宇野薫を圧倒し初防衛に成功した斎藤（左）

　対する斎藤は高校から伝統派空手を始め、卒業後に総合格闘技を始める。戦績はプロ戦績は18勝（5KO/2S）４敗。打撃もあるが、グラップリング力もある。この打撃を崩されグラップリングに持っていかれる可能性もある。

　朝倉は対戦記者会見で「オレの相手じゃない、率直に。これまでの練習のほとんども組技が8割だったので、（斎藤選手が得意とする）組技でもオレが強い」と得意な打撃だけでなく、組技にも対応していると語っており必勝宣言している。戦略家だけありしっかり作戦も立て練習しているだろう。
　対する斎藤は会見で「試合はやってみないと分からない。5分3Rを通して必ずチャンスがあるので、チャンスを逃さない方が勝つ」と、静かな闘志を燃やしている。

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