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【ベラトール】ゲガール・ムサシがミドル王者に返り咲き、ダグラス・リマに判定勝利

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2020/10/30(金)UP

Bellator MMA
『BELLATOR 250』
10月30日(金・日本時間)
アメリカ・コネチカット州 モヒガン・サン・アリーナ

▼メインイベント ミドル級タイトルマッチ 5分5R
○ゲガール・ムサシ(35=イラン/前Bellator世界ミドル級王者)
判定3-0(48-47、49-46×2)
●ダグラス・リマ(32=ブラジル/現Bellator世界ウェルター級王者)
※ムサシが世界ミドル級王者に

前王者ムサシが王座返り咲き。2階級制覇を狙うリマを退ける(写真は2018年5月のカルバーリョ戦)

 ゲガール・ムサシ(35=イラン)は破壊力ある打撃とフィジカルの高いグラップリングを併せ持つオールラウンドファイター。DEEP、PRIDE、DREAM、Strikeforce、UFC、Bellator MMAと世界中のプロモーションを渡り歩き、数々のベルトを獲得。
 Bellator MMAには2017年10月から参戦し、2018年5月にハファエル・カルバーリョをTKOで下しミドル級王者に。昨年6月にはハファエル・ロバト・ジュニアに敗れ王座を失うも、続く9月、UFC時代に敗れていたリョート・マチダとの再戦で競り勝った。通算成績46勝7敗2分。

 対するダグラス・リマ(32=ブラジル)はムエタイ仕込みの鋭い打撃を武器に20119月の初参戦時からベラトールのトップファイターに君臨。昨年10月のウェルター級ワールドグランプリ優勝で世界王座を獲得し、今回2階級制覇を目指す。通算成績327敗。

  今回のタイトル戦は、脳の病気である海綿状血管腫の診断を受けた前王者のハファエル・ロバト・ジュニアが今年2月にタイトルを返上した為、実施される。

 1R、序盤から中央を取り強いプレッシャーをかけるムサシ。組みつきテイクダウンを仕掛けながらバックを取る。片ヒザをつくリマに対しムサシはバックポジションからリマの側頭にパンチを落とし続ける。立ち上がるリマ。ムサシ、バックから引き込みながらグラウンドへ。ケージ際でトップから強力なパウンドとヒジを落とし続けるムサシ。ムサシの圧力が大きいのか、リマはクローズドカードのまま手が出ない。ムサシが圧倒した形でラウンド終了。

 2R、中央でプレッシャーをかけるムサシ、ケージを背負うリマと、1Rと同様の展開。右のカーフキックで流れを掴もうとするリマ。ムサシのジャブや右ストレートに合わせる形でカーフを蹴っていき、ムサシの動きが止まると、左フックから右ローのコンビネーション。階級を上げて挑戦するリマは体格差のあるムサシの前脚の削る作戦か。しかし、全体の手数や積極性はムサシが上、カウンター狙いに見えるリマは消極的な印象。

 3Rと4Rもこれまでと同じ展開。中央のムサシが遠目から打撃を放ちリマは距離が詰まったところで右ローを蹴る流れ。

 最終ラウンド、明らかにポイントが上のムサシは防御に専念。しかしスタミナの消耗が激しい。一方のリマは最後の5分間でようやく前に出始め、ジャブ、ミドル、ローと打撃を当てていく。残り1分半、ムサシがダブルレッグからテイクダウンに成功。トップキープしながら攻め続けるが、フィニッシュには繋がらず。

リマに圧勝し王座返り咲きのムサシ(左)敗れたリマがなぜかガッツポーズ。
CBS Sports Networkより)

 結果、ムサシが判定30の圧勝で王座を奪還。スコアは48-4749-46×2と、1名のジャッジは競った判断を下したが、残り2名はムサシを完全に支持。有効打数はムサシが89に対しリマは50、テイクダウンはムサシが4でリマは0と、数字の上でもムサシ勝利が明白だった。

▼ゲガール・ムサシが勝者コールを受ける瞬間

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