【ベラトール】“世界最恐女子”クリス・サイボーグ、自身初の一本勝ちで初防衛「本当に嬉しい!」(動画あり)
Bellator MMA
『BELLATOR 249』
2020年10月16日(金・日本時間)
アメリカ・コネチカット州 アンカスビル・モヒガンサンアリーナ
▼世界女子フェザー級タイトルマッチ 5分5R
○クリス・サイボーグ(ブラジル/王者)
一本 2R 2分36秒 (リアネイキッドチョーク)
●アーリーン・ブレンコウ(オーストラリア/挑戦者)
クリス・サイボーグ(35)は2020年にベラトール参戦。初戦となった1月の女子世界フェザー級王座戦で、当時王者だったジュリア・バッドを4R TKOで下し、王者に輝いた。過去Strikeforce、Invicta FC、UFCでも王座に就いており、4つのMMAメジャー団体のベルトを手にした“世界最恐女子”だ。MMA通算成績は22勝2敗1無効試合。
対するアーリーン・ブレンコウ(37)は、元プロボクシングのWIBA(Women’s International Boxing Association)王者のストライカー。2017年8月にベラトール参戦して以来、5勝1敗と波に乗っている。MMA戦績は13勝7敗。
1R序盤、打撃を得意とする両者はジャブ、ローとお互いが自分の距離を取り合う。サイボーグがパンチの連打からローでリズムを作る。両者の打ち合いに合わせ、サイボーグが組付きブレンコウをケージに押し込む。ヒジとヒザをコツコツ当てながら、サイボーグが小外掛けからテイクダウンに成功。
サイボーグはサイドの状態からヒジをブレンコウの顔面に叩き込む。意識を上に向けさせながら、素早くマウントポジションを奪取。そこからパンチ、ヒジを叩き込む。
サイボーグの固いトップコントロールに阻まれスクランブル出来ないブレンコウ。被弾を嫌がり背を向けたブレンコウに、サイボーグは素早くバック。ブレンコウに立たれ正対されるも、サイボーグはミドルとパンチを叩き込み、ラウンド終了。
サイボーグがスタンドもグラウンドも共にブレンコウを圧倒。インターバル、ブレンコウの顔は腫れ始めダメージの大きさが伺える。
2R序盤、ブレンコウがジャブを突きながら距離を詰めるが、サイボーグがパンチ、ミドル、ローで自身の距離に戻す。圧力で下がり、ケージを背にするブレンコウ。サイボーグが怒涛の連打でブレンコウの顔面から鼻血が。
サイボーグは再びの連打からダブルレッグで2度目のテイクダウン。ハーフガードから脚を抜きマウント。サイボーグの強烈なパウンド攻撃に、あからさまに嫌がるブレンコウ。
耐え切れないブレンコウが再び背を向けると、サイボーグは素早くバックポジションをとり、リアネイキッドチョーク。これががっちりと極まり、サイボーグが自身初の一本勝ちで初防衛に成功した。
トップストライカー対決と銘打たれた対戦だったが、打撃を当てた数は、サイボーグの「52」に対し、ブレンコウは「4」と、両者が得意なスタンドにおいてもサイボーグが圧倒した試合内容だった。
サイボーグは勝利者インタビューで自身初の一本勝ちについて尋ねられると、「ハードな練習を積んできた。初めてのサブミッション勝利はサポートしてくれたチームのおかげ。夢が叶った。本当に嬉しい!」と喜びを爆発。
次の挑戦者については「(代表の)スコット・コーカーが決めること。私は誰が相手でも準備している」と、自信の表情を見せた。
▶︎次ページは、【動画】サイボーグが自身初の一本勝ちを決めた瞬間
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