【UFC】ホワイト社長が年内60名以上の選手リストラを明言=コロナ禍が影響
“世界最高峰”の総合格闘技(MMA)団体UFCが、年内に60名以上の選手の契約解除を行う流れであることが明らかになった。
UFCのダナ・ホワイト社長は6日の会見で「我々は年末までに厳粛なカットを行う。おそらく年内に60人以上を解雇する。現在、選手の数は膨らみすぎている。数週間以内に(契約解除される)多くの選手の名前が明らかになるだろう」と深刻なリストラ対策を断行する考えを示した。
UFCは先週、7年間以上も在籍しミドル級で活躍した人気選手のヨエル・ロメロ(43=キューバ)を契約を3試合残したまま解雇。その後も3連敗と続いている人気女性ファイターのレイチェル・オストビッチ(29=米国)をリリースしている。
新型コロナウィルス感染拡大の影響でUFCはイベント開催が厳しくなっている現状がある。コロナ対策としての無観客開催による興行収入の減少に加え、大会マッチメイクにおいてもここ数大会、出場予定していた選手及び関係者がコロナに感染するなど、メインカードを含む重要な試合が直前でキャンセルとなる事例がいくつも発生している。また、世界中から選手を招聘しているため、ビザ取得も容易ではない。
大幅な選手リストラを断行するUFCが来年、長引くコロナ禍を乗り越えるため、どの様なプロモーション体制を敷くのか、また、UFCを解雇となった選手の行き場がどこになるのかに、注目が集まる。
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