2021/01/14（木）UP
（最終更新：2022/05/05 09:44）

まるで黒船襲来か、左からパトリッキー、パトリシオ、セフード、コスタとそうそうたる面子（パトリッキーのツイッターより）

　Bellatorトップファイターで、RIZIN 2019年ライト級トーナメント準優勝者パトリッキー・“ピットブル”・フレイレが、ツイッターで日本のファンに向け、対戦相手の案を呼びかけている。

　パトリッキーの弟で、Bellatorライト級・フェザー級2階級制覇者のパトリシオは、Bellatorのフェザー級トーナメント準決勝を控えており、共に練習に励んでいる。

　トレーニングメンバーとして、同じブラジルファイターで、現UFCミドル級2位のパウロ・コスタや、UFCフライ級・バンタム級2階級制覇のヘンリー・セフードも参加。
　セフードは昨年引退を宣言していたが、最近ではSNSなどで復帰を示唆している。

このハイキックからの右フックで、32秒KO勝利したセフード

　13日、パトリッキーは、この豪華な4人の練習後と思われる写真を投稿し「ご意見をお聞かせください。もし僕たちが日本で戦うとしたら、俺らの対戦相手は誰がいいかな？Cejudo バンタム、Patrício フェザー、僕　ライト、Paulo Costa ミドル」と階級別に、日本での戦いを見据えたカード案を募集。

　この呼びかけに、「メンツがエグすぎる」「アベンジャーズだ」など日本の格闘技ファンたちも湧いた。現在引用リツイートを含め150近くの意見が寄せられている。

　バンタム級のセフードに対しては、圧倒的に堀口恭司という声が大きい。「堀口以外相手になる選手いるのか」「セフード日本に相手おらんでしょ（堀口氏をのぞく）」など、RIZIN王者に返り咲いた堀口こそが、日本人選手ではセフードの相手にふさわしいと見られているようだ。

伸びのあるストレートを繰り出すパトリシオ

　フェザー級のパトリシオの相手には、朝倉未来を推すファンが多い。これは昨年、朝倉がファンの質問を受け「（パトリシオとは）いつでもやりたいな」と答えたことに対し、パトリシオが「準備しておけ、喜んで受けて立つ」などとSNSで返答したことも関係していそうだ。
　次点で現RIZINフェザー級王者・斎藤裕の名前が挙がっている。

　そしてライト級・パトリッキーの相手には、五味隆典の名前が目立つ。「パトリッキーが五味選手をリスペクトしてて闘いたいと言っていたので」と言うファンもおり、パトリッキーの希望を叶えてあげたいという気持ちからなのかもしれない。また「青木真也と見たいな」という声も。

26秒でグスタボを瞬殺したパトリッキー＝19年12月

　ミドル級のコスタについては「コスタと戦えるRIZIN選手なんていない」「勝てる日本人ヘビー級でもいないだろ」と、コスタの強さに絶望の声も多いながら、元HEAT王者でRIZINでは2戦2勝しているストラッサー起一を上げる声もちらほら。また現在はONEに参戦している元DEEPメガトン級王者・長谷川賢や元UFCトップファイター・岡見勇信の名も。

　コスタの相手としては「シバターでお願いします」と容赦のないリクエストもあり、さらには「全員シバターでお願いします」と、シバターに美味しすぎる要望も。

「お祭り気分と絶望感の入り交じった心境」という複雑な心境のコメントも多いが、実現の暁には、誰がどんな戦いを繰り広げるのか。想像するだけでワクワクが止まらない。

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