2021/01/30（土）UP
（最終更新：2021/01/30 19:08）

試合後の会見で今回の敗戦を「悲痛な思い」と表現したマクレガー（右）©Getty Images

　1月24日（日・日本時間）に開催された『UFC 257』の“舞台裏映像”が30日、UFC公式YouTubeチャンネルにて公開された。

　タイトルは「UFC 257: The Thrill and the Agony」（UFC257：興奮と苦悩）。そのタイトル通り、映像では勝った選手やセコンド陣が大喜びする一方で、負けた選手の落胆や悲しんでいる様子が映し出され、世界中の格闘技ファンが注目する大舞台の“光と影”を体感することができる。

ポイエーの右がマクレガーを強打©Getty Images

　1R KO勝利でUFCデビュー戦を飾った元ベラトール王者のマイケル・チャンドラーが「サプライズ！サプライズ！」と叫びながら狂喜乱舞する様子。
　一方、敗れたダン・フッカーは勝利者コールをする前からグローブを外し泣きながら花道から去っていく。

　メインのマクレガーvsポイエー戦では、ポイエーが勝利した直後、マクレガーのフィアンセのデブリンさんが目頭を押さえながら号泣する姿が。
　一方のポイエー陣は、ポイエーとその妻ジョエリーさんが金網越しにお互い指を差し合い、勝利を喜び、ジョエリーさんはカメラに向かって「私の夫（の勝利）が疑われるのはこの試合が最後になるはずだわ」と、興奮を隠せない。

フッカー（左）に強打を振るチャンドラー（右）©Getty Images

　さらに、ポイエーの妻ジョエリーさんがマクレガーの控室を訪問。マクレガーが、ポイエー夫妻が設立した米ルイジアナ州の地域振興の基金「グッドファイトファンデーション」に、50万ドル（約5200万円）を寄付してくれたことに、感謝の気持ちを述べた。
　カーフキックを蹴られた右足をアイシングしながら笑顔で受け答えするマクレガー。これまでの悪童なイメージのマクレガーからしたら、想像できない柔和な表情だ。

　最後に、控室に戻る直前、ポイエーが「ここに来るまで本当に苦しかった。嫌で嫌でしょうがなかった」と、戦前に大きなプレッシャーに苦しんだ気持ちを吐き出した姿が印象的だ。ポイエーとマクレガーの3度目の対戦は、実現するのか、今後の動向に注目が集まる。

　今回の映像は一部の先出し映像となり、本編はUFC FIGHT PASSにて視聴が可能となる。

▶︎次ページ（動画あり）は、UFC257の勝者と敗者の光と影、貴重なバックステージ映像を公開