【UFC】マクレガー、自身初KO負けの敗因を“カーフキック”と認める「悲痛な思いだ、私の足は完全に死んだ」
1月24日(日・日本時間)に開催された『UFC 257』の大会後記者会見が24日に行われ、メインイベントのライト級ワンマッチで元UFC世界ライト級暫定王者ダスティン・ポイエー(31=米国)に2R TKO負けした元UFC二階級同時王者コナー・マクレガー(32=アイルランド)が出席した。
前戦で両者は14年9月の『UFC178』のフェザー級ワンマッチで対戦し、マクレガーが左フックで1R1分14秒のTKO勝利。今回もマクレガーが1Rは優勢だったものの、2Rにポイエーのカーフキック のダメージで足が止まり、ポイエーに連打され、TKO負けした。
17年8月のフロイド・メイウェザー・ジュニアとのボクシングマッチ(10R TKO負け)を除き、MMA戦績だけで考えると、マクレガーは過去MMA27戦で5つの黒星。KO負けは今回が初めてだ。
マクレガーは冒頭「悲痛な思いだ。私の足は完全に死んでしまった。(カーフキックを)ちゃんとチェック(防御)したつもりだったが、前足(ふくらはぎ)の筋肉に(ポイエーの)蹴りがめり込んでいたようで、大きなダメージを負った」と肩を落とし、「2Rは自分の組みがポイエーより上回っていると感じたので、仕掛けようとしたが遅すぎた。足のダメージが大き過ぎて、(流れに)対応できてなかった」と、勝敗の鍵が“カーフキック”だったことを認めた。
マクレガー自身が敗因の大きな理由に挙げたカーフキックの威力がどれ程だったかの質問に対し、マクレガーは「自分自身はタフだと思っていたが、あれは普通ではなかった。チェックできるものと考えて、何度も足を上げてカットしたつもりだったが、蹴りが(ふくらはぎの)筋肉にめり込んでいたようで、ダメージがハンパなく、動けなくなった。あれが全て(の敗因)だった」と、再度、カーフキックのダメージを強調した。
試合を映像で確認し、改めてカーフキックの対策を含めより強くなって帰ってくることを口しにたマクレガー。本大会のPPV視聴がUFC史上トップ3内に入る見通しであることを伝えられると、「素晴らしい。私は試合自体はもちろん随分と前から大会を盛り上げるために、努力してきた。(勝利への)魔法が使える時もあれば、そうじゃない時もある。自分の出した記録や試合には満足しているが、結果はしょうがない」と、1年ぶりの復帰戦で注目度が高かった中、勝てなかった事実に悔しさをにじませた。
マクレガーの次戦の候補として、ポイエーか、同じく対戦戦績1勝1敗のネイト・ディアス(米国)との3度目の再戦が早くも浮上しているが、今後の動向に注目が集まる。
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