2021/02/02（火）UP
（最終更新：2021/02/02 08:35）

ソネン（下）に鉄槌を落とすヒョードル（上）

　総合格闘技（MMA）の世界メジャー団体の一つ、Bellator MMA（以下、ベラトール）が公式YouTubeチャンネルで「Top Ground & Pound Finishes」と題し、これまでの衝撃的なグラウンド＆パウンドのトップ映像集を2部に分けて公開した。

　グラウンド＆パウンドとは、総合格闘技の戦い方の一つで、相手をテイクダウンし（倒し）、抑え込みながらパンチを撃ち続ける方法。パンチだけでなくヒジでの攻撃もあり、クリーンヒットした場合のダメージは大きくKOフィニッシュも少なくない。

　ここで紹介された日本に馴染みのある選手の試合を挙げると、一部に収録されている“猛獣”メルビン・マヌーフが、19年10月にヤニック・バハティを1R2分29秒でTKOで下した一戦。
　桜庭和志や三崎和雄など日本のトップ選手からTKO勝利を収めてきたマヌーフは右ストレートでダウンしたバハティを追撃。ポジションを変えながら逃げよとするバハティを抑え込み、ガードポジションの状態から嵐の様なパウンドラッシュ。9発目の鉄槌でバハティが完全に意識を飛ばし、レフリーが試合を止めた。

　2部では、皇帝エメリアーエンコ・ヒョードルが登場。18年10月のヘビー級ワールドトーナメント準決勝で、元UFCファイターのチェール・ソネンを1R4分46秒でTKO勝利した。ラウンド終盤、グラウンドに引き込もうとするソネンに覆いかぶさりパウンド連打。殴られるのを嫌がるソネンが体を丸めてから、レフリーが試合を止めるまでに、ヒョードルが25発も殴り続ける様は、MMAの壮絶さを物語っている。

　このほか1部には、キング・モー、ゲガール・ムサシ、ベン・アスクレンら、2部には、コリー・アンダーソン、ダリオン・コードウェル、マイケル“ヴェノム”ペイジら、世界トップ選手の壮絶なグラウンド＆パウンドでのフィニッシュシーンが収められている。

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