【RIZIN】キックとMMA”二刀流”の鈴木千裕が、昇侍と対決「キック王座防衛しながらRIZINのベルト獲る」

2021/08/11（水）UP
（最終更新：2021/08/11 20:26）

　9月19日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.30』の対戦カード発表記者会見が、8月11日（水）に都内で行われた。

　KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕（22＝クロスポイント吉祥寺）がMMAファイターとしてRIZIN参戦。相手は元パンクラス・ライト級王者の昇侍（38＝KIBAマーシャルアーツクラブ）で、フェザー級の一戦となる。

　鈴木は一発必倒の破壊力を持つ”ダイヤモンドパンチ”を武器にKOを量産するファイター。MMAでは「RIZINアマチュアMMA2016 フライ級優勝」「パンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級優勝」などの実績を引っ提げ、キックボクシングに転向。3連続KO勝利でスタートを切る鮮烈デビューを果たした。
　昨年2月の無法島GRAND PRIXで西岡蓮太に判定負けを喫するも、現在までこれが唯一の敗戦。

　今年3月に開幕した初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメントでは、1回戦、決勝ともに1R KO勝利し初タイトルを獲得。勝利マイクで「KNOCK OUTのベルトを獲ったので、MMAでも戦っていこうと思う」と、キックとMMAの二刀流王者を宣言していた。

　対する昇侍は元パンクラス・ライト級王者。06年10月には飛びヒザ蹴りで”3秒”の史上最短KO記録を持つ。DEEPで昨年8月にKO勝利したが、翌9月のRIZINでは朝倉海にKOで敗れた。
　今年2月には元谷友貴とDEEPで対戦するも一本負けしている。

　会見で鈴木は、開口一番「ぶん殴って1R目からKOします」と初参戦の大舞台でも物怖じしない。
　相手の昇侍の印象を「試合の映像を全部で100回くらい見たんですけど。すっげえ強えなと。打撃に特化しててもバランスもいい」と評価。

　MMA戦での自身の戦い方については「僕はRIZINファンの皆さんから見たら、キックから転向してきたんだなと思われてるでしょうが”キックボクシングMMA”ではなく、ちゃんと総合格闘技しようと思ってるので」と過去のMMA経験をアジャストしていくと言う。

　さらに「殴ってKO出来ますし、関節でもKO出来ますし。なんでも勝負出来るのでそれを証明したいです。ここは超えないといけない壁なんで、敬意を持って倒しに行きます」初参戦をKO勝利で飾るつもりだ。

　現在、総合格闘技の練習はパラエストラ八王子で行っているという鈴木。
　タイトル獲得後のマイクで語っていた”二刀流”については「僕の知っている限り、格闘技業界で（キックボクシングと総合格闘技の）二刀流っていない。打撃から総合に来る人って、ベルトを返上したりやめてくる人がほとんどなんですけど」と前置きしつつ、肩にかけたKNOCK OUTのベルトを指しながら「自分がやりたいのは、総合やるならチャンピオンになるって決めてるんで。RIZINでベルトを獲ることが出来たら二刀流の証明になると思うんで」とKNOCK OUT王座を防衛しながら、RIZINでもベルトを獲りたいと豪語。

　さらに「まだ誰もやったことがないので、僕がそれをやろうと思ってる。批判とかは沢山あると思うんですけど、僕は自分を信じてやるって感じです」と真剣な眼差しで決意表明した。

　対する昇侍は「総合格闘家ストライカーとして激闘を見せたい」とコメント。鈴木については「クレイジー・ダイヤモンドと異名を持つほどの、とんでもない破壊力をお持ちで、回転力も人並み外れたポテンシャル」と評価。
　試合については「僕は真っ向からその勝負に挑んで、男らしく立ち向かって殴り勝ちたいと思っています」と打撃勝負で上回ると意気込んだ。

＜対戦決定カード＞
▼RIZIN MMAルール 66.0kg
鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）
vs
昇侍（KIBAマーシャルアーツクラブ）

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