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【KNOCK OUT】鈴木千裕が秒殺KOで初王座を戴冠、ぱんちゃんが難敵sasoriに僅差で勝利、松倉信太郎が4度ダウン奪い75kg王者に=試合結果

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2021/07/18(日)UP

鈴木千裕のダイヤモンドパンチ爆発、宮越をわずか43秒で下しKNOCK OUT王座を奪取

株式会社 Def Fellow
『KNOCK OUT 2021 vol.3』
2021年7月18日(日)東京・後楽園ホール

▼第8試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント・決勝戦 3分3R・延長1R
○鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
KO 1R 43秒 ※パンチ連打→レフェリーストップ
●宮越慶二郎(拳粋会宮越道場)
※鈴木が新王者に

鈴木の全弾フルスイングに、宮越は為す術無し

 鈴木は一発必倒の破壊力を持つ”ダイヤモンドパンチ”を武器にKOを量産するファイター。MMAでは「RIZINアマチュアMMA2016 フライ級優勝」などの実績を引っ提げ、キックボクシングに転向。3連続KO勝利でスタートを切る鮮烈デビューを果たした。昨年2月の無法島GRAND PRIXで西岡蓮太に判定負けを喫するも、現在までこれが唯一の敗戦。3月のトーナメント1回戦では久保政哉を1RKOで粉砕し、10戦9勝(7KO)1敗の好成績で決勝へコマを進め、初タイトルに王手をかけた。

 対する宮越は、これまでに40戦以上のキャリアを持ち、WBCムエタイ日本統一ライト級王座をはじめとした国内三冠王の実績を誇るファイター。”ニンジャステップ”と呼ばれる変幻自在のステップで対戦相手を翻弄する国内屈指のテクニシャンである。旧KNOCK OUTでは17年の「KING OF KNOCK OUT初代ライト級トーナメント」に参戦し1回戦敗退。今回は新体制となったKNOCK OUTの王座決定トーナメントに参戦し、1回戦では与座優貴を延長判定2-1の大接戦の末に撃破し、4年越しとなったKNOCK OUTタイトル獲得へ王手をかける。

コーナーに詰めた宮越に放たれた鈴木の容赦ない右フック

 1R、開始早々鈴木が強烈な右フックを叩きつけると、宮越はたまらずロープまで後退。追う鈴木は突き上げるような左フックを打ち込み宮越からダウンを奪う。宮越は立ち上がるも体に力が入らない様子。詰める鈴木は宮越を青コーナーに押し込むと、絶え間無いパンチの連打でさらにダウンを追加。宮越は立ち上がるも、ふらつく足下を見たレフェリーが試合をストップ。鈴木が剛打を爆発させ、わずか43秒でKNOCK OUT-BLACKのベルトを腰に巻いた。

 初王座を手にした鈴木はマイクを握ると「ぶっちぎってやったぜ!」と絶叫。そして「本日無事KNOCK OUTのチャンピオンになることができました。KNOCK OUTのベルトをとったので、MMAでも戦っていこうとおもいます。引き続き僕の進化を応援して下さい」と、まさかのMMAとの二刀流を宣言。会場からは驚きの声と祝福の拍手が巻き起こった。

▶︎次ページは、初代KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座決定トーナメント・決勝戦「松倉信太郎vs.田村聖」

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